わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

保坂和志「未明の闘争」(43)

「群像」5月号掲載。外猫たちの弱っていく様子が、微妙な感情移入と微妙な冷静さの間あたりのトーンで延々と書かれている…。群像 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/04/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (9件) を見る保坂和志の…

村田喜代子「屋根屋」(8)

「群像」5月号掲載。ん、やっぱり不倫小説に突入するのか? 今は夢のなかの描写だが。群像 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/04/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (9件) を見る村田喜代子の作品はこちら。

いつもと違う感じで書いてみました

六時起床。土曜だが仕事。走りたい気持ちは強くても足が痛むので走れないのだが治療の甲斐あってかなり快方に向かいもうすぐ治るかもしれないがまだ治っていないので午前中は整形外科に行ってマイクロ波や低周波を流して治療し診察もしてもらったらかなり快…

いとうせいこう・編「存在しない小説 第2回「リマから八時間」スアレス・ファナルド/仮蜜柑三吉・訳」

文盲の女性が甥のために録音したテープの内容、という設定なのだが、口語的にいきいきしているかと思えば、突然(スタンダードな)小説らしい文章構成や言葉遣いに変わったり、こっそりと主体が入れ替わっていたり。地味におかしなことをしている。もっとも…

腱鞘炎/混乱はしない

五時五十五分、枕元で延々と花子に騒がれ、しぶしぶ起床。ぼくが寝ているときは枕元をうろうろしているというのに、起き上がると布団の上にパタリと寝転んでしまう。やっていることがおかしい。逆にしてほしい。 まだまだ頻尿はつづいている。多少よくなった…

今日の事件簿

噛まれた事件 今日はちゃんと食べた事件 相変わらず頻尿事件(少し快方) 早メシ事件 寝電車事件 はげしらが事件 フレンチトースト100円事件 突然の足首痛事件 痛くてびっこ引き事件 整形外科もうやってない事件 夜中まで仕事事件 痛いよー事件 なんとなく原…

いとうせいこう・編「存在しない小説 第2回「リマから八時間」スアレス・ファナルド/仮蜜柑三吉・訳」

「群像」5月号掲載。まだ少ししか読んでいないが、ホントに南米にありそうな小説。群像 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/04/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (9件) を見るいとうせいこうの作品はこちら

マジ笑いはしない

五時四十五分起床。甘ったれる花子をほったらかして身支度、というわけにもいかず、むしろ花子優先、身支度は後回し。膀胱炎は相変わらず。悪化はしないが、さほどよくもなっていない感じ。本猫が苦しそうではないので、様子を見つづけているのだが、いいの…

町田康「ホサナ」

あまりにドグサレすぎて読むに堪えない。読んだけど。町田さんの文体は、ドグサレ自身の一人称を書く場合と、ドグサレにひどい目にあわされる被害者目線の一人称を各場合、どちらもしっくりくるから不思議だ。群像 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講…

皮の空

六時起床。花子、下痢は止まっているが相変わらずの頻尿。加えてぷちぷちがテンション高いのにゴハンを食べず。換羽の影響なのか、それとも別の原因か。さっぱりわからない。ひとまず大きめのカゴから小さいものに移し、まき餌をしてあげると食べはじめた。…

奥泉光/いとうせいこう「文芸漫談 小島信夫/アメリカン・スクール」

「すばる」5月号掲載。とにかくめちゃくちゃな作品なのだが、これを漫談というよりは漫才風にかけあいながら解説している。たしかに、テーマ目線で読んじゃダメだな。何が書かれているかより、どう書かれているかが重要な作品。すばる 2013年 05月号 [雑誌]…

ひそひそしたい

相変わらず六時起床。花子、少し尿の回数が減っているような。見たところ、体調はよさそうだ。 午前中は大崎にて某IT企業パンフレットの打ち合わせ。二転三転。この業界では当たり前のことだが。おもしろい方向に転がってくれるとこちらも楽しい。 茗荷谷ヴ…

町田康「ホサナ」

「群像」5月号掲載。町田さん、ムカツク感じの人物をつくりだすのがうまい。非現実的だけど。群像 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/04/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (9件) を見る町田康の作品はこちら。

暑ければ減るのか

六時三十分起床。花子、相変わらず頻尿気味。朝から初夏の陽射しが鋭い。暑くなりそうだ。寒い日はトイレが近い、ならば暑い日はトイレが遠い、もとい、さほどしたくなくなるということになるのだろうか。それなら、花子のおしっこの回数も多少は減るか。 動…

川崎徹「ヨシダ」読了

どう死んでも、死であることに変わりはない。それでもわたしたちは、死に意味を持たせてしまう。死に意味を持たせることで、生前の生に価値を与えようとする。死を惜しむことで、死を受け入れる。惜しむことができるのは、死と生に意味を与えたからだ。そん…

雨中のタケノコ

六時三十分起床。花子に何度か起こされる。お腹が空いてゴハンを要求しているのはわかっているが、与えすぎるとすぐ軟便になるから注意が必要。夜中に排便もしていたが、ウンコはだいぶ硬くなっていた。だがまだ油断はできない。 雨。雨足は強まる一方。 午…

川崎徹「ヨシダ」

野良猫たちの厳しい日常が、彼らにとってはごく普通の日常として描かれている。時折極端に軽くなる文体が気になるのだが、彼らの生き方の不安定さや、苦難を苦難と思わず受け入れる姿勢につながっているのかもしれない。群像 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メ…

セブンティーン

六時起床。花子、症状は進展なし。消化のよいゴハンがなくなってしまったので、午前中は慌てて吉祥寺まで買いに行った。夏日。猫ゴハンを入れたアディダスのリュックで背中が蒸す。 午後からは仕事に集中。夜中までかかるか、と覚悟していた案件が、意外に早…

川崎徹「ヨシダ」

死んでしまった八の字模様の顔をした猫が、動かなくなった肉体のなかで意識のみを使い、いわゆるお迎えがくるのを待ちながら、死という現在を受け入れながら過去を回想してゆく。意識面や知性のみ極端に擬人化されているのがちょっと鼻に付くようなくどさが…

花子の恢復と欲求

六時起床。 花子、お腹はかなり恢復したようで、何度もゴハンをせがんでくる。今日は二度ほど大便し、どちらも量は(あまり食べさせていないからだが)少なかったものの、もう下痢便ではなくなっている。しっかりカタチがあり、いやな匂いもしないので安心し…

川崎徹「ヨシダ」

「群像」5月号掲載。カラスと野良猫(地域猫ではない)の関係を描いているようだが、まだよくわからない。語り手は猫なのだが、この猫は早々に死んでしまった。死んだ状態で自分の死に様や死んだ気分をを克明に語っている。群像 2013年 05月号 [雑誌]出版社/…

花子の恢復

六時起床。花子の状態は相変わらず。尿は回数が多く、便はゆるい。ただし、便の回数は二回から一回に。昨日から食事を制限してなるべく消化のよいものにしたり量を減らしたりしているのが功を奏したか。食欲はまったく減退していない。 午前中はなんやかんや…

アリ・スミス/岸本佐知子訳「子供」

「すばる」5月号掲載。うん、「世にも奇妙な物語」って感じです。すばる 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/04/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見るアリ・スミスの作品はこちら。 岸本佐知子の作品はこちら。

高村薫「ある出立」

「新潮」5月号掲載。高村薫は一冊も持っていないけれど気になっている作家。推理モノではなく、純文学的なアプローチをしている作品は短篇をいくつか読んでいるが、どれも文体も着眼点も鋭く描写が丁寧で完成度が高い。本作もそんな感じです。ちょっと不安に…

働けど惚ける

六時起床。連休明け。早朝から仕事に取りかかるが、うっかり書き忘れていた部分があることに気付き、大慌てで作業。なんとか予定通り納品。別の仕事に取りかかる。こちらも夕方にはアップ。 花子の膀胱炎、やや悪化か。潜血の様子はないから大きな心配は不要…

手短に。

六時起床。花子、今日も頻尿。午前中は尿を採取するタイミングをとれなかった。夕方にうまく取れたので、即動物病院へ。細菌は発見されず。ストレス性の膀胱炎とのこと。投薬もストレスのもとになるので、しばらく様子を見ることに。夜はやや下痢気味。うー…

原田ひ香「シュガーベイブ、シュガーダディ」

「すばる」5月号掲載。クラブで出会った司法試験に取り組む貧乏女子大生、彼女と援助交際する純朴系中小企業社長、高級宝石店の店長を務める元妻、の三人の恋愛観や人生観が、それぞれの視点からバトンリレー的に展開されていく。ギャグみたいなラストに拍子…

猫尿

六時三十分起床。晴れ。こどもの日だが、子どもいないからなあ。 花子が頻尿気味。一日3〜5回のところ、午前中だけで5回も。昨日から回数が増えぎみで、今日は一気に倍増の気配。膀胱炎や腎臓系の疾患がコワイ。あまりにひどかったら動物病院で検尿だけでも…

走りすぎる

今日も六時起床。みどりの日。森林保護のイベントとか、あったのだろうか。 仕事は予想以上にはかどり、一段落したので今日はオフ。朝から掃除に精を出す。天気は昨日よりいいかもしれない。春といえなくもない時期だから、英語で言うところのSpring Cleanin…

金井美恵子「「この人を見よ」あるいは、ボヴァリー夫人も私だ」

「新潮」5月号より。「目白雑録」みたいな毒満載の読書論。金井さんは日本文学界における小島慶子だな。新潮 2013年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/04/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (14件) を見る金井美恵子の作品はこちら。