わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

片岡義男「吉祥寺ではコーヒーを飲まない」

「群像」9月号掲載。生まれてはじめてこの作家をまともに読んだんじゃないかな。学生時代の流行作家、というよりトレンド作家みたいない先入観が強かったので、当時はまったく手を出さなかったのだが、たしか高橋源一郎が、すごい力量を持つ作家だと高く評価…

森田真生「数学する身体」読了

おもしろいんだけど、薄っぺらいんだよなあ、内容が。おそらく深遠なテーマを扱っているにも関わらず、本号限りの読み切り掲載になっているのが原因。6回くらいの集中連載なら、もっとおもしろく読めたと思う。 確かに数学は身体的だ。というより、身体機能…

それが猫だ

五時、花子にゴハンを与え忘れていたことに気付いた。どうりでしつこく鳴きつづけけていると思ったら、と合点が行ったが、よくよく考えるに、日が昇る前に朝ゴハンを欲しがるほうが絶対におかしい。だが、そんな考えは絶対に通用しない。それが猫だ。五時五…

今日の事件簿

朝もはよから橋幸夫事件 電車混んでる事件 間違われた事件 あれは腐女子か事件 すげえこれならバレないよ事件 バレるのは安いから事件 鉄火丼にグリーンピース載せるな事件 居眠り→おばちゃんによりかかり事件 へんなの事件 到着事件

森田真生「数学する身体」

「新潮」9月号掲載。タイトルどおり、身体的な理由から数の概念が進化し、道具としての数・数字、そして数学へと発展していった、という内容、なのかな。まだ読了していないからわからんが。 最近は、物語としての小説よりも、こういった評論のほうがおもし…

予定なし

六時起床。暑いが、昨日よりはマシ。仕事はぽっかりと空いたので、今日は思いきって休むことにした。といっても、予定はない。午前中は猫のゴハンなどを買い出しに吉祥寺へ。午後は慢性的な睡眠不足を解消するために昼寝。あとは少し本を読んだくらいで、一…

藤田貴大「N団地、落下。のち、リフレクション」

読了。うーん、児童虐待とか自殺とか。先がまったく見えない、絶望だらけの作品だった…。

正視ということ

五時四十分起床。暑さが常識を超えている。ということは、常識が変わったということなのだろう。いや、常識なんて共同幻想だ。変わったのは、地球環境そのものだ。そこから目を背けるべきではない。だが、正視の仕方がわからない。正視した次に何をどうすべ…

藤田貴大「N団地、落下。のち、リフレクション」

「新潮」9月号掲載。この作家のこと、全然知らないのだが、書き出しがおもしろかったので読みはじめてみた。団地に住む貧血がちな女子高生(?)の日常におけるちょっとした事件、という感じだろうか。まだわからない。 [rakuten:book:16559426:detail] 新潮…

玄人裸足 なんと10年!落語会(杉並公会堂小ホール)

とうとう10回目。毎回観ているわけではないのだが、当初に比べたら抜志さんも、最近は岐阜で落語会のプロデューサーをしている西正亭あたりさんも、長野で小学校の先生をしている快楽亭ブラック師匠の弟子・快楽亭狂志さんも、みんなウデを上げた。そして抜…

ゲリラに慌てる

六時起床。狂った暑さは朝から容赦なく地表を照りつける。朝の冷えはかろうじてあったようで、部屋の中はなんとかエアコンなしで過ごせる程度の温度ではあるが、時間の問題だろう。日本全体で、あるいは世界がひとつになって何かを根本的に変えなければ、と…

古井由吉「机の四隅」

スローペースでつづいていた連作短篇が今月で完結。残念だ…。 季節のうつろいを感じながら見つめた日常の中に潜む微かな違和がさまざまな記憶を多面的に呼び覚まし、重層的に作品世界を構築していく。物語性はない。だが、そこで描かれた記憶の断片たちの一…

あま→あま

六時三十分起床。朝から三十度越え。汗を拭くペースが昨日の昼間とたいして変わらない。 ドウブツの世話、「あまちゃん」、掃除。念入りに掃除機をかける。吸引力が落ちている、と思ったらダストパックがフグの腹のように膨らんでいた。 十一時、カミサンと…

古井由吉「机の四隅」

昨日届いた「新潮」九月号掲載。今年五月ごろの気候の話で軽く幕開けしたかと思ったら、芭蕉の話、そして死生観へと話は一気に深まっていく。すごいなあ。新潮 2013年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/08/07メディア: 雑誌この商品を含む…

魂を揺さぶる

五時四十分起床。昨日とおなじように夜を過ごし、昨日とおなじように朝を過ごす。過ごすというよりは、やり過ごしている。とっととどこかに行ってくれないか、そう思っている。人、のことではない。暑さのことだ。 午前中は仕事。某案件のコピー。 午後は、…

保坂和志『アウトブリード』

バブル崩壊後の数年間だろうか、それくらいの時期に書かれたエッセイ集。かなり前からちまっちまと読んでいる。ひねくれた視点からの論理的な展開は、下手な物語を読むより数段ドラマティックだ。それにしても、アウグスティヌスが好きだな、この人は、と思…

酷暑

五時四十分起床。夜通しの暑さに眠りを妨げられたが、明け方の風のいくぶん冷えさ加減に安堵したのもつかの間、たちまち気温は上がり、汗と格闘しながらの仕事となった。午前中は書斎のエアコンは入れないようにしている。冷えた空気による体調の悪化を防ぎ…

ふう、と一息

五時三十分起床。日中は書斎で企画練ったりコピー書いたり。夕方は得意先で打ち合わせ三本。戻ったら日付が変わるまで仕事。以上。

落ち着いて日記が書けるくらいの余裕がほしい

五時三十分起床。朝から慌ただしい。足もまだ軽く痛む。 午前中は進行中の案件の個別対応で混乱気味。午後は新規案件打ち合わせ。テーマは明解だが、表現方法がまるで見えない。 十六時過ぎ、帰社/帰宅。帰った途端に大雨。 体力の消耗が激しかったのか、脳…

村田喜代子「屋根屋」(10)

「群像」8月号掲載。フランスからの帰還。空から見た地上の描写が、とりわけ凝っているわけではないのだが、わかりやすくて秀逸。群像 2013年 08月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/07/05メディア: 雑誌この商品を含むブログ (7件) を見る村田…

曖昧有耶無耶

昨夜は零時前に寝てしまったせいか、五時版には完全に目が覚めてしまった。早め早めの身支度、ゴミ出し、ドウブツの世話、メールチェック、仕事、「あまちゃん」、掃除、仕事。 暑さがまたぶり返してきた。今年は何度、「梅雨に戻ったような」と「梅雨明けの…

古谷利裕「グリーンスリーブス・レッドシューズ」

「群像」8月号掲載。おもしろいのだが、これはどう捉えたらいいのだろう…。幻想、幻覚、妄想、虚言、夢…そんなものが、重層的に入り交じって複雑で非現実きわまりない世界を構築している。それでも読んでいると、語り手である私と(存在していないのかもしれ…

靴のあるなし

六時三十分起床。左のアキレス腱がちょっと痛い。フォームにはかなり気をつかって走ったが、やはりオーバーペースだったか、それとも単に体が疲れていたか。だがびっこを引くほどではない。掃除、アイロンがけ。 昼食後、軽く仮眠をとってからカミサンと新宿…

大江健三郎「晩年様式集」(最終回)

「群像」8月号掲載。長江古義人という自身をモデルにした小説家とその家族、知人たちの、たくさんの軋轢やら不満やら誤解やらを、大江自身の過去の作品を繰り返し作中に登場させたり引用したりしながら、受け入れるというよりは、問題に別の問題を上塗りしな…

肩透かしな覚悟

六時起床。身支度、ドウブツの世話、「あまちゃん」。そして仕事。掃除を挟んでまた仕事。てこずるか、一日たっぷりかかるか、と覚悟していたが、月曜朝イチ納品分は、午前中いっぱいでなんとか片づいた。冷麺で昼食を取ってから、長めに昼寝。ここのところ…

今日の事件簿

朝パン事件 しらす事件 父はマッチョらしい事件 風邪ですか事件 なんかヘラヘラ事件 ショートヘア事件 バージンオリーブオイル事件 トイレ掃除のフキフキするやつ事件

それ以外は特に何も

五時四十五分起床。夜中まで仕事。以上。