わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-10-05から1日間の記事一覧

葛西善蔵「浮浪」

最近入手したKindleで、青空文庫を利用したとおぼしき無料版で読んでいる。金に苦労する作家の創作記録って感じかな。今のところ、「哀しき父」「子をつれて」のような哀しみよりも、ダメ男のしょーもなさのほうが圧倒的に強い。浮浪作者: 葛西善蔵発売日: 2…

古井由吉『円陣を組む女たち』

「不眠の祭り」。不眠症に悩む三十男の、炎にまつわる記憶。そしてある夜、男の住む家の近隣で連続放火らしき火事が起きる。円陣を組む女たち (中公文庫 A 25)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1974/03/10メディア: 文庫 クリック: 4回こ…

定まらぬ

六時四十五分、花子にたたき起こされる。雨。台風にともなっての雨なので強弱のムラはあるものの雨足が途切れる気配はなく、家の裏手を流れる善福寺川はせわしなく茶色い水を沢山の枯れ葉や葦の葉とともに流れてゆく。 掃除。 鰤の押し寿司とそうめんで昼食…