わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「週刊モーニング」

「グラゼニ」、またエラいことになっている。舞台が移ってしまうのか、それとも。グラゼニ(13) (モーニング KC)作者: アダチケイジ,森高夕次出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/23メディア: コミックこの商品を含むブログ (8件) を見る

なにかと花子が

五回くらいだろうか、覚えていない。何度も何度も花子に起こされた。そのたびに、水を汲み直せと言われる。だから目覚めた時の記憶は夢の断片が残っているといったことはなく、すべてがコップに水を汲む音、それを飲む花子の姿、そればかりだ。一度だけ小便…

津島祐子「ニューヨーク、ニューヨーク」

「群像」2月号掲載。一人のシングルマザーのやけっぱちで諦念的な部分もあるせつない生と死、そして彼女の人生に深く関わっていた二人の男----元夫と息子の戸惑い、怒り、悲しみ。この作品も「変愛小説集」の企画のひとつだが、全然変じゃない。群像 2014年 …

食い違い

六時起床。すっきり目が覚めたというのに、寒いからだろうか、身支度だの動物の世話だの、するべきことを一つこなすごとに、眠気がぶり返す。 仕事。午後は待機状態になってしまったので、西友だので買い物を済ます。夕方、プリンタ複合機からプリントができ…

今日の事件簿

祝日ってほとんど関係ないんだよね事件 牛スジ煮込み事件 OK5,000超え事件 ひかり開通事件 オプション扱いだったのね事件

小池昌代「男鹿」

「群像」2月号掲載。男鹿とは、主人公の姓だったことが最後にわかる(苦笑)。この作品、一言で言うなら、諦念の向こう側。人生を諦めたからこそ見える、その先にある希望。だがその希望は深い影をたたえている…。そんな小説。群像 2014年 02月号 [雑誌]出版…

杞憂というほど恐れてはいないが

五時五十五分起床。朝から騒々しいのだが、騒いでいるのは自分の内側の声だけであって、耳を澄ませばこの時間相応の静けさがあるわけだが、どういうわけか、今朝は気が急く。 仕事。某案件の企画書をある程度進め、ざざっと昨日のカレーの残りをかっこみ、外…

大澤真幸『〈世界史〉の哲学』(58)

「群像」2月号掲載。イスラム教と「法の支配」。おなじユダヤ教にルーツをもつ二つの宗教のうち、神が永遠の過去において法を創造したということになっているイスラム教は現在、「法による支配」が機能不全になりかけており、一方で法を放棄したような側面の…

大きくて白い雪だるま

六時五十分起床。雪は止み、すでに溶けはじめている。身支度やら動物の世話やらを済ませたところでマンションのファサード前を他の入居者と軽く雪かき。その後は掃除。 落ち着いたところでカミサンと都知事選の投票へ。二十年ぶりの大雪は想像以上に足下を歩…

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(2)

「群像」2月号掲載。山萩氏に誘われてケープタウンに向かうフォギー。数十年後の世界のITの進化と危機、それを乗り越えての再進化の様子に多くのページが割かれていて、まだ物語は大きくは動きはじめていない。群像 2014年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講…

記録的な白銀

六時三十分に目が覚めるも、うっかり二度寝してしまう。七時十五分、大慌てで起床。ドウブツたちの世話をし、落ち着いたところで外を見ると白銀の世界になっていた。粉雪が強風に舞う様子は吹雪いた時のスキー場のようだ。およそ二十年ぶりの記録的な豪雪ら…

多和田葉子「韋駄天どこまでも」

「群像」2月号掲載の「変愛小説集」より。多和田流熟女同性愛小説。群像 2014年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (8件) を見る多和田葉子の作品はこちら。

仕事以外は空白

六時起床。冷える朝。オイルヒーターでは部屋を暖めきれない。 仕事。カミサンは外出している。騒ぐ猫を時折あやしながら、もくもくと某案件の企画書を書きつづけた。

川上弘美「形見」

「群像」2月号掲載の「変愛小説集」より。千年後の、バイオ技術が進みすぎた世界の、種を超えた(?)夫婦愛。文体は川上弘美なんだけど、設定がちょっとぶっとび過ぎかな。いや、そうでもないか。くまちゃんと散歩する小説を書く人だし。群像 2014年 02月号…

冷気と異音

五時五十五分起床。容赦ない寒さに冷えきった家の中を身支度のためとはいえうろうろする気がせず、ぐずぐずと布団の中にいつづけたい気持ちが強かったものの、自分でも驚くくらいあっさりと身を起こし、ちゃっちゃと動くことができた。 仕事。某案件の企画書…

今日の事件簿

こんな時間ではあまり作業できない事件 ぎりぎりでデロンギ交換品が届いた事件 ここは曲がらなくてよかった事件 納得できない事件 素材いっぱい事件 最終価格の蓄熱下着買った事件 行って戻ってまた行って事件 ちびソーセージ事件

雪を切り離す

五時五十五分起床。雪と予報された日は朝から妙に、妙な部分に力がこもる。意気がる必要などないというのに、体のどこかに無駄な力が入り、肩が凝る。一方、気はそぞろになり、いつ降るか、もう降りはじめたかと空模様ばかり気にし、降り出したら降り出した…

中沢新一「南方熊楠のシントム」読了

熊楠の世界の構造を解き明かそうとする姿勢とその思想はジョイスを超えているとも言える…という主張。納得できる。どちらもあまり読んでないんだけどね。群像 2014年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/12/07メディア: 雑誌この商品を含むブ…

簡潔に

六時起床。午前中から打ち合わせ二発。晩冬をすっ飛ばしたような、春めいた陽気。じっとりと汗をかいた。 恵方巻きで昼食。午後は某案件の資料読み込み。ちょっとだけ事務処理のために銀行へ。 夜、花子が豪快にゲロして玄関のマットやら靴やらが大被害とな…

中沢新一「南方熊楠のシントム」

ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』と熊楠の研究、というかジョイス自身を熊楠と比較してその共通点を提示している。いやあ、おもしろい。群像 2014年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/12/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (15件)…

食う寝る走る

六時四十分起床。午前中は大慌てで動物の世話と身支度をし、ランニングへ。善福寺川沿いを下流に向かってひたすら走りつづけた。起きた直後は重苦しい鉛色だった空が、いつの間にか軽く薄くなり、朝日を微かに透けさせている。セグロセキレイ、ハクセキレイ…

山種美術館「Kawaii日本美術」 http://www.yamatane-museum.jp/

日本独特の表現とも言え、サブカルチャー的には世界共通語になりつつある「Kawaii」のルーツを日本美術のなかに探ろう、って感じの企画展。たしかに若冲とかカワイイ作品多いんだよね。子どもの絵はあまりかわいいと思えなかったが、動物は捉え方も描き方も…

日本美術と十勝牛

六時三十分起床。比較的あたたかな朝。午前中はせっせと念入りに掃除をし、午後はカミサンと外出。広尾の山種美術館で開催されている「Kawaii日本美術」を観る。詳細別項。その後、新宿へ移動。小田急で開催されている「北海道物産展」に突撃するが、うんざ…