わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-08-16から1日間の記事一覧

戸田山和久『哲学入門』

第1章「意味」読了。「意味する」ということを普通の因果関係によって説明する(=自然化する)ための手法として、著者はルース・ミリカン(この人知らない)の「目的論的意味論」を紹介する。モノや概念が持つ「本来の機能」を自然化(因果関係による説明)…

足型からの発見

六時、麦次郎にゴハンをあげるために起床。今朝はここ数日必ず目が覚めていた四時半を眠りこけて過ごしていたようだ。三時半、四時半ごろといえば、花子がゴハンちょーだいとぼくを起こしに来た時間。お盆で帰ってきた花子の御霊がぼくを起こしていたのかも…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇21 世俗の神秘体」

「群像」2015年9月号掲載。王の身体の二重性についての考察はまだまだつづく。神/キリストが規定した(と考えられる)自然法(=理性)があり、それを正義として規定する存在として王が存在し、王が規定した正義の実体として法が存在するというヒエラルキー…

戸田山和久『哲学入門』

第1章「意味」を読み進めている。人工知能は意味を理解していない、ということをスタート地点に、どんどん深堀りされていく。そもそも意味というものは解釈されて初めて成立する、という考えを、自然科学的な立場から著者は否定する。もっと自然発生的に存在…