わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-09-15から1日間の記事一覧

磯崎憲一郎『電車道』読了

現代、しかも震災後に到達したところで物語は終わる。洞窟にはじまり、鉄道とともに時間は流れ、そして洞窟とともに幕を閉じる。 マルケスの『百年の孤独』の読後感の、わけもわからず魂が震えはじめるような感覚は本作にはない。だが、じわっとした感動、平…

乗り移った(かもしれない)魂(があるとするのなら)

四時三十分、例によって麦次郎に耳元で叫ばれて起床。ゴハンを与え、二度寝。この流れ、花子が元気だったころとそっくりだ。花子には、おしっこしてから大騒ぎするクセもあった。これらの素行、今の麦次郎にそっくり引き継がれてしまっている。以前はこんな…