「群像」2015年11月号掲載。 主人公・華島の職場だった遊園地はいよいよ閉園間近に。彼の視覚障害は直らぬまま。そして彼の職場の最後を見届けに、と同時に自分のなかにいるらしい「もう一人の自分」と決別するために、恋人・遠野美和は彼の遊園地を訪れる……
五時四十五分起床。朦朧。軽い頭痛。昨日の13kmランニングが効いているだけではなさそうだ。働きすぎだと自分でも思っている。夢のなかでも仕事をしている。数日前の、数十時間つづいた耳鳴りがやんでくれたのが救い。 というわけで、仕事。某案件の企画書。…
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