わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

後藤明生『この人を見よ』

谷崎『鍵』の舞台設定を一目見て確認したくなった主人公は、大阪の単身赴任先から京都へ。怪しげな連れ込み宿の名残。そして訪問の様子を浮気相手のR子に、『鍵』という色欲がテーマの小説のことだというのにおよそ二人の色欲や肉体関係とは遠い口調と内容を…

休養日らしきもの

喘息による気管支付近の神経過敏が原因らしいしゃっくりはすっかり治り、もちろん喘息の発作のほうも治まっているからほぼ身体は万全、とはいえ喘息発作で消耗した体力は思いのほか大きかったようで、加えて花子の容体が安定傾向、そして土曜日ということも…

今日の事件簿

喘息発作はもう大丈夫事件 花子はだんだん注射を嫌がりはじめた事件 企画会議の出口が見えなくなった事件 猫のことは話さなかった事件 メロンパンまずい事件 チキンカツうまい事件 おじいちゃんクサい事件

喘息としゃっくりの関係

深夜、軽い咳と軽い息苦しさ。咳をすると必ずつづいてしゃっくりが出る。しばらく出つづけ、今度は息苦しさよりもしゃっくりの苦しさで眠れなくなる。なんなんだこれは、と調べてみたら、喘息で気管支をやられると、横隔膜の神経に影響を及ぼして痙攣するこ…

発作

六時起床。咳、痰。おかしいな、と思いつつ身支度をしていたら、やはり体調が悪い。喘息発作。最低限のことをして、午前中は横になった。が、すぐ横になるとかえってしんどい。しばらくは身体を起こした状態で眠る。 うどんとおいなりさんで昼食。飲み込むの…

後藤明生『この人を見よ』

アロエの食べ方、そして谷崎の『鍵』で描かれている重層化した三角関係に対する考察。なるほど、この作品は谷崎へのオマージュとしても読めなくもない。そうとうひねくれているけれど。 この人を見よ 作者: 後藤明生 出版社/メーカー: 幻戯書房 発売日: 2012…

愛猫の恢復

立春を一年のはじまりと捉えれば、今日で一年が終わるということになる。これを境に、花子の病状がよくなれば、と願っている。ひとまず今日はまったく問題なし。午前中はややトロンとした感じだったが、時間が経つにつれて、わがままで甘ったれで要求が多く…

鷲田清一『〈ひと〉の現象学』

〈ひと〉とは何なのか、どんな存在なのか、という命題に関する考察。と書いてしまうと身も蓋もないが…前書きで著者は、こう述べている。 〈顔〉という他社との遭遇の最初の場面から、名前をもった「この人」、愛憎という他者との確執、家族という場を経て。…

後藤明生『この人を見よ』

女性フェミニスト作家の作品を引合に出しながら、フェミニズムとはおよそ縁遠いオッサン的下ネタ話が脱線気味につづく、かと思いきや、アロエを毎朝食べるという話にシフト。文体はまじめなのだが、時折見せるオッサン的表現の浮わつきっぷりが、なんだか情…

愛猫、恢復と恢復と

三時、花子にごはんちょーだいと起こされる。しっかり意識があるようだ。ひとまず安心。ごはんを与え、水を飲ませる。五分くらいチョミチョミと水を飲みつづけていたのがちょっと気になるが、まあ大丈夫だろう。飲み方がちょっとおぼつかないようで、胸の毛…

愛猫、再発と恢復と(続)

三時三十分、花子が騒いでいるのに気付き、一度起床。高齢猫の体調を考えて一晩中いれっぱなしにしておいたエアコンの電源が切れていた。デスクの上に置いておいたリモコンを、花子が踏んづけたのだろう。ごはんを与える。その後、花子がしばらく落ち着かな…