わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

いとうせいこう「我々の恋愛」(7)

「群像」6月号掲載。明かされる多重人格障害。しかし、この障害が逆に主人公の想いを高まらせていく…。 群像 2015年 06 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/05/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る いとうせいこうの作品は…

なんだけどなあ

五時四十五分起床。曇天。麦次郎が朝から糞づまって困っているようだ。 仕事。依頼が殺到しすぎている。ありがたいが、うまく時間配分しないと締め切りまでにアップできない。緊張の連続。 パンで昼食。 午後も書斎に引きこもる。 十八時、喘息の検診のため…

忙しいので短めに

五時四十五分起床。忙しい。目が覚めた瞬間から焦っている。台風一過、気温は真夏の様相となっているが、さほど関心が向かわない。机に向かってただひたすらにアイデアを出し、取りまとめ、カタチにする作業ばかりをつづけている。 十七時、後楽園にて打ち合…

今日の事件簿

復活のMANDA事件 麦次郎、日課の外廊下事件 焦りの早飯事件 混乱の上塗り事件 ついでのついで事件 服のすき間のかゆみ事件(おいねーちゃん、人前でそんなところ掻いちゃだめだよ) 空腹のフルグラ事件 カボチャの不意打ち事件 思い出のジャン・ポール・ゴル…

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(18)

「群像」2015年6月号掲載。ロボット警察犬による拿捕だの無人戦闘ヘリのミサイル撃墜だの謎の飛行体の登場だの、とハリウッド張りのSFアクション全開。だが、描写は決してアクション的ではなく、非常に間が抜けている。そのギャップがおもしろくてたまらない…

何が起きているんだ、何が気になるんだ

昨夜は遅くまで作業しいつもより一時間以上遅めの就寝だったというのに、結局いつもどおりの時間に起きてしまった。睡眠時間は五時間を切っているが、まあ、なんとかなるだろう。 終日、書斎にこもって仕事。某企業のカレンダーのプレゼンを明日に控えている…

今日の事件簿

それでいいのか?事件 AMガラガラ事件 夕方コミコミ事件

片岡義男「どこから来て、どこへ」

「群像」2015年6月号掲載。友人同士の偶然の再開、そして焼鳥屋のたかりジジイ。片岡調は今回も健在。 今日は他にもいろいろ読んだけど、眠いから読書日記はまた次の機会に書きます。 群像 2015年 06 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/05/0…

何もかもが新しい/19歳

六時十五分起床。爽やかな五月晴れ。 午前中は掃除だの読書だの。パンで昼食を取り、カミサンは個展会場へ。ぼくは吉祥寺へ。井の頭公園を軽く散歩してからあれこれ買い物をして帰宅。地方の人が見たら祭りかと思うんじゃないかというくらいの人出。 帰宅後…

高橋源一郎『動物記』読了

ラストの章は、広義的には動物である人間をも含めた「死」がテーマになっていた。長い人生のなかで繰り返し接してきた人間と動物の死。語り手である「わたし」は、死に心をほとんどゆさぶられない。ただ、淡々とその死を傍観し、死んだという事実だけを、無…

眠たいので簡潔に

五時四十分にまた目覚めてしまうが、二度寝を決め込む。六時十五分起床。曇天。 午前中は掃除、麦次郎の皮下輸液を済ませてから、仕事。三、四時間はかかると見込んでいたが、一時間で終わってしまった。昼食後、午後は昼寝と散歩で過ごす。 カミサンが個展…

高橋源一郎『動物記』

「文章教室2」。捕らわれの身となった文章教室の先生が、言葉には秘められた意味があることを懸命に説く。そして、言葉を抑圧する人間たちと闘え!と声を荒げる。 この作品が書かれたのは2012年。なるほど、震災直後の、言葉狩りのような風潮が、インターネ…

そそくさと

朦朧とながらもいつもより五分ほど早い五時四十分起床。ややじめっとした曇天。 カミサンは今日から高円寺「猫の額」で個展。十二時ごろ、せかせかと出かけていった。 仕事は早朝からせっせと。今日も休んでいる人は多いのだろうか。何本かメールを入れたが…

高橋源一郎『動物記』

「文章教室2」。文章教室の先生と生徒の質疑応答。動物は風邪を引くか、イグアナや蝶はどうか、という質問とその考察からスタートし、あれ、これじゃ文章教室じゃないじゃん、と思っていたら、動物の書いた文章の紹介という形で内容が文章教室化していくのだ…

対比の猫

四時、麦次郎にたたき起こされる。花子の起こし方は静かだが鋭かった。麦次郎はどんくさくてやかましい。朝ゴハンをあげるとすぐに静かになった。 五時四十分、目が覚めてしまう。これじゃ老人じゃねえか。 仕事。早々に企画書二本をメールで納品してから、…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇17 知性と経験」

「群像」2015年5月号より。 なぜキリスト教においてのみ原テキストの「転移」が生じるのか、そして宗教改革とルネサンスの科学革命はなぜおなじ社会的・文化的空間において共存できたのか、という二つの疑問を出発点に、今回の論考はスタート。正教からカト…

高橋源一郎『動物記』

「文章教室1」。動物園を刑務所に見立てている。これだけなら誰もが思いつくことだが、ここに「短歌」というエッセンスを加えてしまうのが源一郎流。刑務所に入っているということになっている動物たちが、自身の嘆き、叫び、悲しみ、迷いといった感情と自ら…

安心の半ノラ

五時三十分起床。目が覚めてしまったのは下肢の筋肉痛のせいだろうか。それとも夢見が原因か。仕事の夢を見ていたような気がするが、細部はさっぱり思い出せない。夢メモによると夢のなかでトイレ掃除もしていたようだ。これは、昨夜見た「ロンドンハーツ」…

今日の事件簿

突風で何度か目覚めたよ事件 大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇17」読んだけど読書日記はたぶん明日事件 荒川強啓さん大絶賛でボクもハマっている中華三昧酸辣湯麺で昼食事件 荻窪ルミネの屋上に行ってみた事件 タウンセブンの屋上にも行ってみた事件 タウ…

高橋源一郎『動物記』

「宇宙戦争」。高齢化と介護という問題に、宇宙戦争の開戦というトンデモな設定を絡め、なんだよ動物関係ないじゃん、と思っていたら、最後にきちんと動物を絡めてきた。どんな絡め方かは、読んでください。 動物記 作者: 高橋源一郎 出版社/メーカー: 河出…

柑橘の終わり

五時四十五分起床。みどりの日だが、働かなければならない。早々に身支度やら動物の世話やらを済ませ、爽やかな青空が広がっているわけではない、ちょっとくすんだみどりの日だな、などとぼんやり考えつつ、デスクの上に資料やらメモやらを盛大に広げ某案件…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」近世篇(17) 知性と経験

「群像」5月号より。 作者は、宗教改革について①なぜ数ある宗教のなかでキリスト教だけに原テクストの「転移」が生じているのか(正教で示された聖書という存在がカトリックでは庶民は読むことができなくなってしまい、しかしプロテスタントでは「聖書に立ち…

高橋源一郎『動物記』

「そして、いつの日にか」。結核にかかり、病床に伏しながら船旅をつづける二葉亭四迷が柴犬化している(笑)。二葉亭は朦朧とした状態で漱石の幻影を目撃し、その幻影と、言葉の本質や人と犬の関係について語り合う。 二葉亭という近代文学を、そして文学の…

楽しい焦燥感

憲法記念日。 六時二十分起床。楽しい焦燥感に駆られる、といった具合の夢を見ていた。ただし内容はさっぱり思い出せず。日課になっている夢メモを見てみると、Yohjiとだけ書いてあった。Yohji Yamamotoのことなのか、それともまったく別の何かか。 身支度、…

高橋源一郎『動物記』

「家庭の事情」。「動物の謝肉祭」の全体を包み込んでいたオッサンギャグ的寒さは鳴りを潜め、パンダ、カンガルー、チーター、シロクマのメスたちの夫婦生活と家庭内の不協和音、そして仮定の崩壊が、淡々と描かれる。動物ということにしているけれど、まあ…

今日の事件簿

今日と明日は休むけど月曜からは働くよ事件 朝からゲイリー・ムーア事件(腹) 朝からアラン・ホールズワース事件(音楽) 冬のカーペットしまった事件 麦次郎むっちりころころ事件 ぷちぷちゴハン食べ忘れ事件 つくったけど使いにくかった事件 ところでどん…

高橋源一郎『動物記』

最新作。短編集と言っていいのかな。それとも長編として読むべきか。この人の場合、そういうの関係ないからなあ。 「動物の謝肉祭」。とにかく寒い。ダジャレこそ登場しないが、自分はオモロイヤツだと勘違いしたオジサンの延々とつづく無駄話のような寒さが…

こむら返りの効能

四時、激痛で目が覚める。いや、違う。夢から覚めた途端に激痛が走った。右のふくらはぎ。こむら返りだ。いわゆる「足がつった」のふくらはぎ版だと思うが、痛みがハンパじゃない。状態を起こしてつま先を握り、ぐいぐいと腱と筋肉を伸ばしたが、痙攣したよ…