わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ(19)」

「群像」2015年7月号掲載。戦闘用ドローンと山田風太郎忍者アンドロイドの熾烈な闘い。そして戦闘にビビるフォギー。もう、なにがなんだか、さっぱりわかりません。 群像 2015年 07 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/06/05 メディア: 雑誌 …

不可解なる一日のはじまり(はじまり以外は十分理解可能)

五時二十五分、寝汗を感じて起床。だが朝から気温が上がっているというわけではなさそうだ。布団のかぶりすぎか。だったら無意識のうちに横にでも蹴飛ばしてしまうはずだが、そうはなっていない。首までしっかり、くそまじめにきちんとかかっていたのは、暑…

今日の「気になるモノ」

最近、よくネット広告(ディスプレイネットワーク広告だと思う)で見かけるこの商品の画像、ちっちゃくてよくわからないんだけど、ウチの麦次郎にそっくりなんだよなあwww。いや、こっちの写真の子のほうが、ちょっとイカついかな。 キャットコントロールバ…

いとうせいこう「我々の恋愛(8)」

「群像」2015年7月号掲載。へんてこりんな初デート。 そういえば、「ボタニカル・ライフ」のドラマがまたはじまったんだよね。 群像 2015年 07 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/06/05 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (2件) を見る …

ロッパー

昨夜はブランド牛のステーキなんぞ食っちまったわけだが…ブランド牛なんてもうダメだ。アブラがきつかったのだろうか。夜中に突然吐き気を感じ、そのまま十五分ほど布団の中で悪夢にうなされるように、でも悪夢ではなく現実としてうめきつづけ、とうとう我慢…

山田詠美「命の洗濯、屋」

「群像」2015年7月号掲載の短篇。さぞかし清廉な内容なのだろうなあ、と思って読みはじめたら、すごくエログロで人間のきったねえ部分が全開だった。おちゃらけ人類ダメ小説(SMもあるよ)。 時計じかけの熱血ポンちゃん 作者: 山田詠美 出版社/メーカー: 新…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇18 知性の不安」

「群像」2015年6月号掲載。近代科学とは「経験」に対する不信から「実験」という手法を確立することによって生まれたが、これは知性の絶対性を確立したというわけではなく、逆に知性に対するより深い不信を生み出してしまっている、と著者は説く。知性はいく…

どれを食べても必ずうまい

六時起床。麦次郎、朝っぱらからゲロを吐くが、吐いた途端にケロリとしてゴハンを要求された。曇天。 午前中は「たまむすび」のポッドキャストを聞きながら掃除に精を出す。BSで「まれ」を観る。 十一時、荻窪の西友へ買い出し。ぷっちゃんの粟穂、そして止…

蓮實重彦「「曖昧さ」について----『「ボヴァリー夫人」論』を例として」

なんだか鍵括弧だらけになってしまったが…。「群像」2015年7月号掲載。蓮實さんのライフワークとも言えるフローベールの代表作に関する評論(最近出したんだよねいつだったっけ?)にからめた、東京大学図書館での講演。タイトルにある「曖昧さ」は、バフチ…

ホットひじきサンド

五時四十五分起床。やはり夜中に一度目が覚める。一時はなくなったと思った習慣が、体にも意識の奥の方にも実はこびりついていたようで、おそらくは一生、このままなのだろう。花子め、と思う。一日に何度も、花子のヤツめ、まったくもう、といまだに思って…

今日の事件簿

かゆいかゆいかゆい事件 来ない来ない来ない事件 芋芋芋事件 出せ出せ出せ事件 もぐもぐもぐ事件 ありゃまありゃまありゃま事件 止まる止まる止まる事件 似合わん似合わん似合わん事件

古井由吉×堀江敏幸「連れ連れに文学を思う」

「群像」2015年7月号掲載の対談。古井さんの新刊発刊記念ということらしい。年をとることによる書くことの変化、時間の並列化、そして自我の拡散。ひたすら凝縮され沈降しつづけつつ、もがくように、それでいてあがくことなく、静かに匍匐前進する…そんな印…

あまり書くことがないということは、うすっぺらいがそれなりに平穏で安定な、そして退屈でつまらない一日

五時三十分起床。仕事している夢を見ていたから寝た気がしない。 仕事。午前中はひたすら某案件のキャッチフレーズ開発。午後は進行中案件の修正対応だの事務処理だの。 夕方、荻窪駅まで散歩。外出していたカミサンと合流し、夕飯の中華弁当を買って帰った。

小野正嗣×稲垣吾郎「本を読もう。話をしよう。」

「群像」2015年7月号掲載の対談。文芸誌にゴロウちゃん登場というだけで驚きなのだが、現代の日本文学界でもっとも先鋭的かつセンシティブな書き手の一人である小野さんとしっかり話せているのでまた驚いた。小野さんが合わせているという部分もあるけどね。…

対比

ここ数日、四時過ぎに自然と目が覚める。花子が元気だった頃の習慣が、今ごろになってよみがえったか。ただひとつことなるのは、妙な頭の冴えを感じることなのだが、それは決して長くはつづかず、結局二度寝することになる。仕事に撮りかかっていたら何か得…

金井美恵子『砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集』読了

「柔らかい土をふんで、」。これは短篇として読むのではなく、単行本全体を長編として読むのが正解! 映画のフィルムの全コマのすべての映像、そこに映し出されたすべての要素を、あますことなく、徹底的に言語化してやれ、芳醇な文学的表現とともに……そんな…

身が入らない理由

五時ごろだったか、麦次郎のゲロで目が覚める。少しだけカーペットの上にかかった。 五時四十分起床。 午前中は足の痛みが気になったので病院へ。ジジババで大混雑の待合室で待つこと小一時間、腸脛靭帯炎と診断された。別名、ランナー膝。大腿骨外顆と腸脛…

チャサンポーへ

六時起床。昨夜突然降りはじめた雨もすっかり、なかったことのようにやみ、曇りがちではあるが、青空もところどころ、ちぎれちぎれではあるが広がり、朝日もそれなりに明るく差し込んでいる。 午前中はマンションの総会へ。会計担当(兼雑務)なのであれこれ…

金井美恵子『砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集』

「孤独な場所で」。周縁から描かれた作品世界は、最終的に「妻と離婚した作家」を中心に展開されていたことがわかる。いや、中心というわけでもないかな。こういう構造的な技法、80年代的な気がする。 砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸…

チャサンポーの日

六時起床。しばらく、自分がなぜ起きたのかがわからず呆然とするが、朝だから起きたということにはすぐ気付き、つづいて土曜日だからいつもより少し遅めに起きたことにも気付いた。要するに、たるんでいる。 午前中は掃除に精を出す。 盛岡冷麺で昼食。 午後…

金井美恵子『砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集』

「孤独な場所で」。葬式。場面がよく飛ぶ。緻密に描いているのに唐突に飛ぶから、ちょっと混乱。 砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫) 作者: 金井美恵子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/10/11 メディア: 文庫 この商品を含む…

物欲ゾンビ

道路工事の夢を見ていた。五時四十五分起床。外は涼しい。特に工事はしていない。 朝、麦次郎がトイレから尻がはみ出た状態でおしっこをしようとしていたからグイと中に押し込んだら、慌てて飛び出してきて、ニャーニャーと大声で鳴かれた。そんなことしたら…

「週刊モーニング」

「会長島耕作」、探偵グレさん登場。おもしろくなってきた。ちょっとゴルゴっぽい設定だしね。 「グラゼニ」、あーあ…。 「ランド」、あいかわらず謎だらけ。 会長 島耕作(4) (モーニング KC) 作者: 弘兼憲史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/03/23 メ…

今夜もゲイリー・ムーア

今日も変わらず五時四十五分起床。例によって妙な夢を見たという印象だけ残っているが、内容はさっぱり覚えていない。目覚めた直後に書いた夢メモを見ると「餃子の焼き方」とだけ書いてある。これを見て少しだけ思い出した。フライパンで餃子を焼いていた記…

金井美恵子『砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集』

「砂の粒」。語り手の幼い頃にあったらしい、父の浮気と両親の結婚生活の危機を、子どものおぼろげな記憶の行間から描き出している。その体験は、作中に登場した砂っぽいエビのように、じゃりっとしていて、いつまでも記憶の中に、口の中に入ってしまった砂…

デコルテのあたりに

五時四十五分、アラームの音で起床。雨。重く湿る部屋の空気が眠気を体中に縛りつける。 仕事。朝イチで某案件をメール納品。その後、部屋の掃除と麦次郎の皮下輸液を済ませてから、仕事再開。某ホビーメーカーの案件。なかなか感情移入できない。 麦次郎、…

今日の事件簿

緩急激激事件 かゆいよかゆいよ事件(出川風に) チーズの皮はカビくさい事件 ぷちぷち腫瘍事件(まあ大丈夫でしょう) 焼鳥キャベツ事件 それは無茶振りというものですが対応できちゃいました事件

金井美恵子『砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集』

「グレート・ヤーマスへ」。おもしろいんだけど、全然よくわからん(笑)。というか、要約のしようがないのだ。 砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫) 作者: 金井美恵子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/10/11 メディア: 文庫 …

ン・バギ

五時四十分起床。膝はほとんど痛まない。一晩中付けておいたバンテリンサポーターのおかげだろうか。皮膚にゴムの跡がついている。少しかゆい。 仕事。午前中は落ち着いていたが、午後は進行中ですでに峠を越していたと思っていた案件がここに来て爆発。緊急…