「群像」2017年1月号掲載。 水害の地をめぐる旅の記録が、どんどん歴史の重みをおびるようになる。このまま歴史小説に変質するのか、と思いきや、友人の死という出来事によって語り手/主人公は歴史空間から強引に現実に引きもどされる。いや、時系列を追う…
六時十五分起床。十二月だが小春日和という言葉をつい使いたくなる。暖かな日差しに刺激を受けたか、麦次郎が外に出たがっている。コジコジはそういった欲求はほとんどないようだ。とはいえ、日差しが明るければキゲンはよくなる。だからといってわがままを…
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