わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

鮭色の明日へ

二時、猛烈な胃痛と胸つかえで目が覚めてしまう。が、すぐに眠った。が、三時にまた目が覚めた。痛みはむしろひどくなっている。大正漢方胃腸薬を飲んでまた倒れる。四時、目が覚める。少しマシ。五時、目が覚める。よくなっているが、今度は麦次郎に起こさ…

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

冒頭は延々と、丁寧でミクロな視点からの情景描写がつづくのだが、そこに突然、「ぼくたちは」が登場する。突然、人の存在感を示されると、読んでいて不思議な気分になるな。 庭、灰/見えない都市 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2) 作者: イタロ・カルヴィ…

しかし猫には叱られる

五時二十五分、麦次郎にたたき起こされる。突然やってきて、耳元でアアアアアーン、と絶叫された。慌てて起き上がり、すこしなだめた。おしっこが出たというのに寝ているとは何事だ、と叱られている気分になる。人は、大人になると滅多なことでは叱られない…

橋本治「九十八歳になった私」(1)

「群像」2016年7月号掲載の、新連載第1回目。今月はコレのほかに、三浦雅士の単行本未発表の文芸批評「孤独の発明」の最終章として、「言語の政治学」もはじまっている。これも楽しみなのだけれど、忙しくて腰を据えて読む時間をなかなかつくれないんだよね…

べらぼうの日

五時三十分、ぱんぱんの膀胱をいたわるように起床。夜中に水を飲み過ぎたか。 雨。麦次郎が外廊下に出たいというので出してあげたが、わずかな風でも横向きに流れる霧雨は、意外にしっかりと体を濡らす。麦次郎、すでに湿りはじめている。心配なのですぐに家…

今日の事件簿

あ、外に行くのですか事件 連絡がなくても事件 わかさぎ事件 分厚いねえ事件 夜が慌ただしい事件 資料に鳥の糞事件 ↓届いた。 群像 2016年 07 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/06/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る

これでやってみよう

五時起床。麦次郎、おしっこ大失敗。ちゃっちゃと支度して外出。 中央線、東海道新幹線、名古屋市営地下鉄、と乗り継いで本陣へ。某企業にて取材。これ以上は言えないや。 取材後、わずかに雨。傘はないのでそのまま歩く。 クライアントの印刷会社の方に、ひ…

今日の事件簿(これ、読み返した時に思い出せるかな)

ドデブボーン事件 せっせせっせ事件 ガチャガチャ、ぽーん事件 ずこーん、ぐーぐー事件 コロリンコロリンコロリンコロリン事件 てくてく事件 ちゃっちゃっ事件 うーんうーん事件 むちむち事件 おおおっ事件 ガジガジ事件 ぬらー、さらさら、ザラザラ事件

磯崎憲一郎『世紀の発見』

表題作、読了。帰国し妻子をもった主人公は、母の奔放さと老いの両方を受け容れきれず、さて、というところで作品は謎の終わり方をする。読者はいったいどう受けとめればいいのか、まったくわからん、というところが逆におもしろい。最初から最後まで違和感…

チャサンポー、ふたたび

六時三十分起床。篠突く雨。しかしやがて晴れた。 午前中はマンション管理組合の総会と共有部分の清掃。 親子丼で昼食。ちょっと食べすぎた。 午後は仕事。早めに一段落ついたので、妻とまた西荻チャサンポーを軽く。その足でクイーンズ伊勢丹に回り、買い物…

ぶちゃいくには見えない。むしろかわいい。

虫の日、ではあるが、虫歯の日、ではなくなっているし、虫歯予防デーでもなくなっている。今日を含んだ一週間が「歯と口の健康週間」というふわっとした名前をつけられており虫歯予防デーがなくなったことは去年だったかおととしだったか、歯科医の医療法人…

磯崎憲一郎『世紀の発見』

少年は大人になって建築会社に入社し、油田開発設備の仕事のためにナイジェリアに住むようになる…… 少年のころ、日常のなかの異世界ばかりを見つめつづけてきた少年は、大人になるとアフリカという異世界に身を置くようになったわけだが…異世界の質が、いや…

みえるカタチ

五時三十分起床。麦次郎、朝から廊下をうろうろしている。徘徊という感じではなく、ヒマだからプラプラしているという感じでもなく、水飲みたいゴハン食べたいオシッコしたいという欲求が立てつづけに起こったからなのだろう。 コジコジは昨日一昨日ほどでは…

今日の事件簿

あわや寝坊事件(ということは時間通りに起きたということ事件) 強調しすぎですよ事件 入れすぎですよ事件 釈然としないね事件 浜松町の書店うろうろ事件(1) ボートレース事件(1) 浜松町の書店うろうろ事件(2) ボートレース事件(2) 二日目のキ…

磯崎憲一郎『世紀の発見』

少年と防空壕、少年と森、少年とスズメバチ、少年と蝶、少年と友人。すべてが少年の人生をかすめるように通り過ぎていく。 世紀の発見 (河出文庫) 作者: 磯崎憲一郎 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2012/05/08 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4…

飛行機にもドローンにも無理な

四時十五分に麦次郎にゴハンを与えるために一度起きたのだが、あと一時間半は眠ろう、と思ったものの、忙しいという状況が強迫観念めいて頭にこびりついているようで、結局五時十五分には起きてしまった。神経質になるほど状況は切羽詰まっていないはずなの…