わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の朝の想像力(といっても美しいものでも青春的なものでもない)

五時二十五分起床。この数日で、少しずつ起床時間が早まっていくのは夏の早い夜明けに体が反応しているということか。しかしあいにく今朝の空は雲に覆われ朝日がのぞくようなスキはない。とっとと起きて働け、という強迫観念めいた感覚はあるのだろう。しか…

古井由吉「孤帆一片」

語り手の記憶は戦後まもないころの中年男たちの会話の偽記憶へ。その曖昧さが身体の曖昧さへと流れ、入院中のまどろみとうめきの(偽ではない)記憶、そしてさらに曖昧な体験として斎場へ行く道を迷いに迷った(偽でははない)記憶へ…。 表題は李白の漢詩の…

It's been this way for years.

五時三十分起床。しかし猫にゴハンを与えた後、布団の上で参院選の結果をスマホで見ながら十分ほどウダウダしてしまった。 身支度、動物たちの世話。コジコジ、昨朝は心配になるくらい大人しかったが、今日は全力で飛び回っていた。体調なのか、気分なのか、…

焼き鳥のたれとナムプラー

六時三十分、もへっと起床。麦次郎がすぐそばでぱたっと倒れていた。玄関ではなく、ここでずっと寝ていたらしい。めずらしい。 朝イチで鳥かごを掃除するが、コジコジがまったく騒がない。抜け毛が激しいので換羽による大量消耗か。だがすぐに元気になってい…

今日の事件簿

目覚まし忘れた事件 土砂降りの手前事件 麦次郎自主的移動事件 ふつうにゴハン事件 仕事事件 小雨RUNを16キロ事件 コジコジ、そんなに出たいか事件 ピザ事件 古舘伊知郎連続爆発トーク事件 朝はクイックルワイパーで棚とか高いとことかの掃除しながらコレ聴…

古井由吉「孤帆一片」

「新潮」2016年8月号掲載。 魅力を欠いた咲き方、そして散り方をした桜。微かに夏の香りをただよわせながらも、衰えはじめた目には青葉の繁みのなかにその姿を見つけにくくなってしまったミズキの花。古井さん自身と思われる語り手の老作家は、季節に翻弄さ…

ムキダシの肩

五時四十五分起床。昨日の灼熱が嘘のように、たいして暑くない普通の夏の朝、といいたいところだが、少しだけ蒸す。とはいえ眠りは快適だったようで、麦次郎に枕元で叫ばれることもなく、熟睡できた感覚がある。 仕事。某案件の資料をひたすら読み込む。 う…

灼熱の日

五時五十分起床。寝不足は解消されているはずだが、寝起きは悪く、まず朝になったので起きる必要があるということに数秒気づけず、気づいた次には起き上がる必要があるということに、これまた数秒だが思いが到らない。あわせて動作も緩慢な気がする。しかし…

猫の避暑地

昨夜の仕事は一時過ぎまでかかった。就寝できたのは一時半くらいか。いつもどおり五時四十五分には起きたから、四時間ちょいしか寝ていない。若い頃は一日三時間を何日もつづけたり、三日間完徹したり、なんて無茶をすることもあったが(完徹の時は三日目に…

今日の事件簿

まだまだ仕事事件(果てしないなあ) トンボ鉛筆 鉛筆 MONO100 HB MONO-100HB 1ダース 出版社/メーカー: トンボ メディア: オフィス用品 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る トンボ鉛筆 消しゴム MONO PE01 JCA-061 10個 出版社/メーカー: トンボ メ…

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

父の狂気が限界寸前。崩壊する親族との関係と家族の暮らし。家族それぞれもどんどん消耗していく。読んでいてツライ。 庭、灰/見えない都市 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2) 作者: イタロ・カルヴィーノ,ダニロ・キシュ,米川良夫,山崎佳代子 出版社/メー…

トリくさい

五時三十分起床。雨こそ降らないものの湿度の高さはまさに梅雨そのもの。湿気に体中を縛り付けられているような感覚。だが麦次郎もコジコジも快適そうだ。麦次郎、ここ数日ぼくがトイレを片付ける時は必ずオシッコをこぼさず上手にできている。妻は何度か盛…

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

追いつめられる家族。追いつめられることを運命論で片付けようとする父。父を形式的に助ける親族たちの不潔さや肉感に感情をじわじわと揺さぶられる語り手。美化されていない、現実としての悲劇。冒頭の美しい旅の思い出との落差が激しくて、とにかく戸惑う…

もっと惑星ダゴバ

例によってぶつ切れの睡眠。しかし14kmランニングで疲れ切っているからぶつ切れでもその都度深い睡眠となるようで、寝不足はいっさい感じない。目が覚めるたびに水を飲み、トイレに行き、麦次郎をなだめ、求められればゴハンを与える。そして倒れると、五秒…

惑星ダゴバ

就寝してすぐの一時三十分、昨日癲癇を起こした麦次郎が気になって目が覚めてしまう。が、杞憂だった。廊下でころりんと横になってゴキゲンそうに寝ていた。 三時三十分、今度はムギジに起こされた。ゴハンを与える。五時三十分、また起こされる。今度は理由…

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

冒頭の楽しそうな家族の旅の思い出から一転、自由主義的な奇書を執筆し発売しようとしたために思想犯のような状況となり役人から苦役を強いられ、家族は半流浪の生活を余儀なくされる…。過剰な描写は少しトーンダウン。 庭、灰/見えない都市 (池澤夏樹=個人…

一安心、二安心

五時四十五分起床。朝からじわじわと蒸し暑い。 午前中は黙々と仕事。妻は早々に日本橋の猫イベントの会場へ。麦次郎、コジコジを気にかけながら、先日の取材の録音データを文字に起こす。 そばで昼食。「とと姉ちゃん」の再放送を見て、さて、と思ったとこ…