わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

暴力的でも威圧的でも破壊的でもないが

五時四十五分、アラームに叩き起こされる。iPhoneに収録されている木琴のメロディだ。暴力的でも威圧的でも破壊的でもないというのに、驚いて飛び起きた。眠りの深さの問題もあるのだろう。 曇天。だが雲に表情がある。 麦次郎、ウンコもシッコも成功。コジ…

熊野純彦「美と倫理のはざまで カントの世界像をめぐって」(11)

「群像」2016年9月号掲載。副題は「「究極的目的」と倫理的世界像 --世界はなぜこのように存在するのか--」。 人間という理性的存在によって自然界は目的の連鎖を形成する。うん。 群像 2016年 09 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/08/06 …

橋本治「九十八歳になった私」(3)

「群像」2016年9月号掲載。老人力がスパークしてます。笑える。 群像 2016年 09 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/08/06 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る 橋本治の作品はこちら。

いくつになっても空は読めない

六時三十分起床。雨音。強いが心配になるほどではない。窓越しに見る雨足もどこか軽い。むやみやたらと激しいだけの通り雨の音ではなく、空にしつこくへばりつき、延々と降らせる秋雨に思え、こりゃ終日この調子だろうな、ならば引きこもるか、と覚悟を決め…

中上健次『熱風』読了

筆がのりはじめてるんじゃないかな、と感じたところで中上逝去で断筆。残念。未完作品であることがちょっと惜しい。毒味男が今後どんな悪事を働くのか。そこにオリエントの康の息子タケオがどのように関わるのか。幻覚的に、あるいは霊的に登場したオリュウ…

表参道へ

六時三十分起床。麦次郎、朝から妙にテンションが高い。ちょっと声をかけるたびにアオンアオンと鳴き叫び、あれしろこれしろと要求してくる。コジコジ、カゴ掃除中はいつもならキイキイと怒るのだが、今朝はやはりゴキゲン。ふたりともようやく落ち着いた空…

今日の事件簿

二日連続そうめん事件 九州物産展やってるじゃん!事件(でも買わなかったよ) ハアハア事件

失礼な目覚め

五時四十五分起床。麦次郎もコジコジも問題なし。 朝のうちは晴れた空が次第に重みを増し、突然の大雨、それがすぐにやみ、しとしと、小雨がつながっていく、といった気まぐれな降り方がだらだらとつづく。台風は温帯低気圧に変わったという。猛烈さは潜めた…

中上健次『熱風』

夏芙蓉の花の香り、金色の小鳥、と神話世界としての路地の象徴のように描かれていたものが再登場する。徐々に緻密でエネルギッシュな中上らしい描写もふえてきた。だが、もうすぐ終わる。というか、中断し断筆となってしまったところに近づいている。 千年の…

変化球に変える

五時四十五分起床。篠つく雨。終日の雨を覚悟したがあっという間に雨音は響かなくなり、コジコジのカゴ掃除と麦次郎の皮下輸液を済ませたころには青空が広がりはじめていた。とは言え雲は多く、気まぐれに陽が射したり曇ったり、空は曖昧な表情をだらだらと…

今日の事件簿

猫はおしっこ成功事件 人間もおしっこ成功事件(そのかわりなんだか回数が多い) 脱衣所ではやっぱり怒られる事件 静かなる仕事事件 茄子うめえ事件 外人は日本でハイテンション事件 瓦せんべいはもらえない事件 紙袋と同じ色の靴下事件 ブラジル的ネスプレ…

短い一日

五時四十五分起床。朝のうちは快晴。昨日発作を起こした麦次郎、今朝は嘘みたいにケロッとしている。むしろいつもよりテンションが高い。ウンコを猫トイレの外に全部こぼした。コジコジはちょっとキゲンが悪かったが、すぐに遊びはじめた。ただし、ちょっと…

久々の発作

六時三十分起床。篠突く雨、と思いきや、八時には小雨に変わり、陽が高くなるころにはすっかりやんだ。麦次郎はあいかわらずオシッコを失敗し、コジコジは天気の悪さを理由に悪態をつきまくる。カゴ掃除の際、外に出てこようとしなかった。ここまでキゲンが…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇31 ダミヤンの死/マラーの死」

「群像」2016年9月号掲載。ああ、腰を据えて読む時間がもっと増えますように。 18世紀ごろまでつづいた、王制を汚す犯罪者や反逆者に対して行われた超残酷な公開処刑は王の政治的身体の延長(その絶対性の提示)であり一種の祝祭として行われたという考察は…

中上健次『熱風』

「岬」「枯木灘」「地の果て、至上の時」の主人公・秋幸の父であり「蠅の王」と呼ばれた悪徳材木商・浜村龍造をも取り込み、路地の住民たちをだますように土地の権利を奪っていった、いわば神話としての路地を崩壊させたのが、佐倉。路地がふたたび神話性を…

中上健次『熱風』

主人公が少しずつ、オリエントの康の息子であるタケオから、中本の一統の血と徳川の毒味役の血が半分ずつ流れる毒味男に移行している。書いているうちに、こちらのほうが魅力的に感じたのかも。 そして『岬』『枯木灘』などで物語の舞台となり、『千年の愉楽…

合計八粒ではじまる

六時三十分起床。晴れ。廊下にウンコが三粒。猫トイレのなかには五粒。合計八粒。トータルするとそれなりの量は出ているが、ひと粒ひと粒が石ころのように固い。ぺたんと潰れれば碁石になりそうだ。水分が足りないのか。 コジコジのカゴを掃除。晴れているせ…

密度

五時四十分起床。猫とインコの世話を早々に済ませ、朝から慌ただしく仕事に取り掛かる。暑い。 午後は外出。新宿で某案件のプレゼン。その後新宿駅のドトールで軽く食事してから、別の案件のために池袋のルミネで店頭視察。つづいて後楽園で新規案件の打ち合…

今日の事件簿

げろ受けた事件 あれま足りない事件 磯辺揚げうどん事件 水忘れた事件 水買った事件 荻窪ルミネにはあるけど新宿ルミネエストにはなかったよ事件 少しあまった事件 覚えていただいた事件 はいってたじゃん事件