「時の刻み」。ここ数年、書き出しは季節の描写から、というのが定石なのだが、この短篇は十九世紀ドイツの詩人であるフリードリッヒ・ヘッベルの作品「秋の景色」の引用から始まる。和歌や俳句、連歌の引用は多かったが、海外作品というのはちょっと珍しい…
五時四十五分起床。麦次郎、今日も勧めるとむしゃむしゃ食べるが勧めなければ食べない、という状況がつづいている。食べる量は多いのだが、黒缶ばかりでドライフードには口を付けない。妻が記録を調べてみると、去年は夏の初めにこの状況が三日つづいた。と…
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