わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

保坂和志「鉄の胡蝶は歳月に夢に記憶を彫るか」(4) 陸は海に浮かんでいる

「群像」2018年11月号掲載。章タイトル、科学的には間違ってるね。 数ページしか読んでないのだけれど、相変わらずのノリ。うん、ノリなんだよね。グルーブって感じでもなく、ノリ。…って、こういう表現をすると作者は否定するんだろうなあ。 群像 2018年 11…

揮発性

五時四十五分起床。おもしろい夢を見たという印象と感情だけが残っているのだが、内容はきれいさっぱり忘れている。日課にしている夢日記が、「?」としか書けない。もっとも、覚えている日もせいぜい20文字以内でしか書いていないのだが。書いても。一時間…

瀬戸内寂聴「その日まで」(4)

「群像」2018年11月号掲載の連載エッセイ。 今年の酷暑を乗り切った寂聴さん、なんとEXILEのコンサートに行っている。ご高齢、そして車椅子だというのに。すごいエネルギー。ホントのことかはわからないけど、エッセイとして書いているようだから、おそらく…

きっとアホっぽい

五時三十分、強烈な尿意で目が覚める。 曇りがちだが青空も覗く、どっちつかずの空。季節もしぶとく夏の名残を残しつつ、秋の気配もある状態。秋の気配のほうが、かなり劣勢のようだが。 朝イチで某案件の資料に目を通し、掃除をしてから、事務処理のために…

松浦寿輝「人外」(最終回)読了

「群像」2018年11月号掲載の連載小説。ついに最終回。 今号で、ついに猫のようないたちのようなラッコのような姿をしているらしい四つ足の謎の生きものであり、木の股から生まれた多くの人間たち(「わたしたち」)の意識の集合体のような存在であり、長くパ…

反抗し、眠たがる

五時四十五分にアラームが鳴ったのは覚えているが、気づけば六時。祝日なので、少し気が抜けている。仕事はお休みだが、祝日は平日と同じ時間に起きることにしている。だが、体が、脳が、反抗し、眠たがる。 曇天。いつ雨が降り出してもおかしくない色と陰影…

中沢新一「レンマ学」(10) レンマ的数論(2)

「群像」 2018年11月号掲載。昨日届いた。今日の朝刊に文芸誌4誌の広告が出てたなあ。毎月恒例。「群像」は、金子薫の新作、佐々木敦の新連載評論、高橋源一郎の平田オリザの対談、がメダマかな。 それはそうと、「レンマ学」。って、まだ半分くらいしか読め…

インスタ映えもへったくれもなく

五時二十分、一度目が覚めた。気づけば枕元に葵。退屈すぎてちょっかいを出しに来たらしい。ペチッ、と布団に入ったまま軽く叩いてみたら、スッタカタッタカと軽快に廊下を走ってリビングへ逃げた。お腹も空いているのかもしれない。 六時、きちんと起床。葵…

堀江敏幸「二月のつぎに七月が(18)」

「群像」2018年10月号掲載。連載開始当初は、ドラゴンボールの孫悟空風に言えば「オラ、ワクワクすっぞ!」って感じで読んでいたのだが、もう連載18回。まだワクワクしている。ワクワクの性質はドラゴンボールとはまったく違うけど。 父の形見の文庫本を読み…

武蔵野市立吉祥寺美術館「柿本幸造の絵本の世界」

絵本についてはさっぱりわからないのだが、告知ポスターに掲載されている絵のかわいらしさと独創性、そして繊細さと迫力の同居した筆遣いが気になったので、観てみた。入場料300円。やすいねえ。 幼児や小学生向けの絵本の作家としては大御所とのこと。無知…

月は見えなかった

六時二十分起床。曇り空に少しずつ青い部分が加わり、薄く霞んだ雲やまだらな雲の間の青が妙に深く高く感じるその表情は明らかに秋そのものだというのに、気温は夏のようだ。ぼくらが夏を引きずるというより、夏からいまだ抜け出せていない。そんな感覚。身…

パスワードの闇

五時四十五分起床。曇天。しかし気づかぬうちに本格的な雨。塩害による電車のトラブルが気になっている。災害対策について考えるべき項目がどんどん増えていくってことだな。 仕事が谷間になっている。ビジネス書を読んでお勉強しておくつもりだったのだが、…

上海の洋画

五時四十五分起床。朝からトーストを二枚ほど食べる。 九時、外出。時間はたっぷりあったのに、出る直前になってあれを忘れた、これを忘れた、と相変わらずの慌てっぷり。だが、早歩きでなんとか予定通りの電車に乗れた。 十時、後楽園着。某企業で代理店と…

今日も今日とて今日の事件簿

コーヒーのあとに事件 納豆もりもり事件 よくわからん道をうろうろ事件 ネスプレッソって試飲サービスやめちゃったのかな事件 ちっちゃい子の多い100円ショップ事件 ベテラン主婦の多いコープみらい事件 珈琲が呼ぶ 作者: 片岡義男 出版社/メーカー: 光文社 …

今日の事件簿

黙々と黙々と事件 台形のドリッパーでは酸味のあるコーヒーはよさを十分引き出せないのかも事件(腕が重要ってことだね) なんだか人が多いよ事件 ▼再掲。

嵐の後のトトロの樹

五時四十五分起床。台風一過。わが家の周囲は被害ゼロのようだが、西荻のシンボルの一つである「トトロの樹」と呼ばれている巨木の枝がいくつも折れたり、どんぐり公園や善福寺公園の樹木が根元から倒れたり、と、区域としてはショックな被害があったようだ…