わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2020-12-13から1日間の記事一覧

工藤庸子「大江健三郎と「晩年の仕事」」 第四回 「戦後民主主義」と『水死』

「群像」2020年12月号掲載。ようやく読了。この評論を読んでみて、あらためてこの『水死』という作品が、英米の古典文学、民俗学、神話・伝承といった大江健三郎らしい要素を緻密に積み上げることで成立している作品であること、そして大江風に言えば(著者…

猫の神を買う

六時起床。昨夜のランニングの疲労が微かに残る。飛ばしすぎたつもりはないが、四十代の頃と比べると明らかにマイペースと呼べる速度が遅くなっている。この変化をみうらじゅんなら「老いるショック」と呼び、赤瀬川原平なら「老人力」の兆しとでもいうかも…