わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

太田垣康男『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(16)

舞台は再び宇宙へ。ジオン残兵のダリルがガンダム(の装甲を取り付けたサイコ・ザク)に乗ることになってぶったまげ、ブラウ・ブロの登場でさらにぶったまげ、そしてラストに、連邦のエースパイロットであるイオ少尉が複座型ジオングに搭乗して、もう、何が…

消毒液とススキの穂

二時三十分、ふと目が覚めたのでなんとなくスマホでメールチェックをしたら、デザイナーから某企業の採用パンフレットのデザインPDFが届いていた。見たいという気持ちになった、というよりは、見なくちゃという義務感に駆られたという表現のほうが近いのかも…

柿とアボカド

五時四十分起床。目覚めると同時に便意をもよおし、トイレへ。かかりつけ医から高血圧に注意するよう指導されているので朝は血圧を測るのが日課なのだが、おそらくこのせいだろう、今朝はちょっぴり高めになってしまった。おそらくしゃがむだけで自然に出る…

今日の事件簿

意外と書けるね事件 かきもちよくやけた事件 ようやくおわった事件 蓋がユルユル事件 10cmも痩せられるか?事件 おさかな二連チャン事件 栗は日時限定事件 ロナウドのデッドバグ事件 Ronaldo/ロナウド (字幕版) 発売日: 2015/11/09 メディア: Prime Video

堀江敏幸「二月のつぎに七月が」(31)

「群像」2020年10月号掲載。 継続することの難しさ。ボクサーの減量は試合の時だけを想定していて継続を想定していない……なるほど。 群像 2020年 10 月号 [雑誌] 発売日: 2020/09/07 メディア: 雑誌 雪沼とその周辺 (新潮文庫) 作者:敏幸, 堀江 発売日: 2007…

蚊と蝉

今朝も五時四十分起床。雨は降っていない。ということで、大慌てで身支度してランニングへ。最初の1kmだけスローペースで走り、その後は徐々にペースを上げていった。10.5kmを54分くらい。ぼくとしてはかなり早め。信号待ちで、だろうか。足を何箇所か、蚊に…

おそらく兄弟と思われている

五時三十分、目が覚めてしまう。そのまま起床。外は雨のようだ。身支度をはじめるとすぐ葵がやって来て、遊べとせがむ。乱れたパジャマのまま、しばらく追いかけっこをする。葵、妻とはネコジャラシで遊ぶなど猫らしいふるまいをするのだが、ぼくと遊ぶ時は…

今日の事件簿

朝からExcel事件 横殴りの霧雨はずぶ濡れになりがち事件 パン屋さんの帽子がYohji×NEW ERAだった事件 午後もExcel事件 夕方からは鉛筆事件 あおちゃん、潜りにくいからってラグに八つ当たりするのやめて… pic.twitter.com/NVyInnNEan — 梶原美穂9/16-10/5個…

前時代的なるモノ

五時四十分起床。関東上陸と予想されていた台風はかなり逸れてしまったようで、今日は一日、降ったり止んだりと、秋雨らしい地味で気まぐれな空模様。 仕事。大きな動きがない状態がつづいているので、依頼された仕事を一つずつ着実にこなそう、そして今週末…

今日の事件簿

オオサンショウウオこんにゃく事件

保坂和志「鉄の胡蝶は記憶に夢は歳月に彫るか」(26)

「群像」2020年10月号掲載。今月もまたタイトルが微妙に違う。 性愛の、人の創造と理解を超える激しさ、あるいは書き写すことの効用。 群像 2020年 10 月号 [雑誌] 発売日: 2020/09/07 メディア: 雑誌 ハレルヤ 作者:和志, 保坂 発売日: 2018/07/31 メディア…

間接的な影響

休みだというのに、五時四十分起床。 朝、ランニングへ。善福寺川沿いを東に向かって走り、和田堀公園へ。約13km。早朝から異常なくらい人が多いのは、GoToの間接的な影響か。都民も旅行に行っていいんだ、という安堵感や許可の感覚が、旅行の予定のない人た…

鷲田清一「所有について」(8)〈自〉と〈他〉の力学

「群像」2020年10月号掲載。 占有という概念が所有へと変化するプロセスにおいて、そこに「黙契」という概念が生まれている、と著者(というか今回の鍵となる『人間本性論』を書いたヒューム)は述べているのだが、「黙契」が誕生する原因となっているのが、…

子どもの頃にこういう夢をたくさん見たぞ

五時四十分起床。すずやかな朝。 午前中は仕事。思いのほか捗り、今日一日かかるかと思っていたところ、終わってしまった。 午後は吉祥寺へ。吉祥寺美術館で「岡田紅陽 富士望景 武蔵野から」を鑑賞。戦前から富士山を撮り続けた写真家で、作品がお札に描か…

飯つくる

今朝も五時四十分起床。妻は仙台にいるので、いつもは任せている洗濯や食事の準備も自分でやっている。一人分だからたいした負荷ではない。 仕事。 昼食はフライパンに納豆をドーナツ状にして中央に卵を落として焼いたものを玄米ごはんの上に乗せ、醤油をか…

長野まゆみ「ゴッホの犬と耳とひまわり」(10)

「群像」2020年10月号掲載。 老齢の学者・河島からの依頼でゴッホのものかもしれない家計簿の翻訳を依頼された主人公の元に送られた資料(というよりクソ長い手紙)の内容が、延々と。ゴッホと浮世絵。今回は美術史的な要素が多い。 群像 2020年 10 月号 [雑…

大澤真幸「〈今の時〉に満たされた時間 「歴史の概念について」をめぐって」

「群像」2020年10月号掲載。読了した。 過去の事実に、現在における大きな歴史的変化や事件の「片鱗」や「兆候」を見出すこと。この、バックキャスティング的な歴史観が史的唯物論、ということになる、のかな。そして、この構造は、実は「最後の審判」とおな…

大澤真幸「〈今の時〉に満たされた時間 「歴史の概念について」をめぐって」

「群像」2020年10月号掲載。 ヴァルター・ベンヤミン没後80年特別寄稿。「史的唯物論」とは何か、の解説と考察。進化的な歴史観は過去の事象が因果関係によって現在に結びつき、さらに未来へと続いていく物語的な構造を形成していくが、ベンヤミンの歴史観は…

おなじだからおなじ

五時四十分起床。妻は仙台の「またたび堂」で開催中の個展のため出張。ぼくは葵、コジコジと留守番だ。午前中は掃除と買い出し。実家から届いたそばをささっと茹でて昼食にし、午後からは書斎で某案件のコピーをひたすら書きつづけた。雨が降る降ると天気予…

今日の事件簿

adidas届いた事件 意外と書けた事件 やっぱり石けんのにおいがする事件 汗だく夜ラン事件(短めにしておいた…) パーフェクトペンシル届いた事件 ファーバーカステル カステル9000番鉛筆 パーフェクトペンシル 119037 [日本正規品] メディア: 付属品 ファー…

垂れ下がり/ふてぶてしい

五時四十分起床。今朝は日差しが弱く雲は厚く、秋の虫の音もいつもより遠く、そしていつの間にか蝉の声は途絶えていて、季節が袋小路に迷いこんだか、などとつい擬人化して考えてしまう。身支度をするにつれ家のなかは微かに気温が上がり、湿度も上がり、夏…

今日の事件簿

adidas、4,900円くらいだった事件 AVEDA、6,900円だった事件 返品、909円だった事件 鉛筆2本、200円だった事件 トンボ鉛筆 鉛筆 MONO モノ 2B 1ダース MONO-2B メディア: オフィス用品

ミカエル・ゴメズ・グタールト/田中未来訳「(引用)の狩人」

高尚な情報泥棒と書店との攻防。本編の内容より、この作家についての解説が面白かった。恣意的な翻訳による曲解、作品の変容。恣意的なのは翻訳者だけではない。無意識のうちにそうさせる文化、風土のようなものの影響もあるのだろう。これを研究するとおも…

農業再開(らしい)

五時に目が覚めてしまったが、二度寝したら五時五十分に目覚めた。いつもより十分ほど遅れたが、だからといって困るわけではない。 朝だけは、秋の空。羊雲が東京の狭い空を覆う。写真撮ればよかったな。 仕事。朝イチで某パンフレット案件のコピー2ページ分…

ミカエル・ゴメズ・グタールト/田中未来訳「(引用)の狩人」

「群像」2020年10月号掲載の小説。作者も訳者も残念ながら知らない。作者はフランス語とスペイン語で文芸評論や短篇小説の創作などの活動をしているらしい。 ひとまずさわりだけ読んだ。その限りでは、引用の狩人というより、立ち読み情報泥棒って感じ。なか…

松浦理英子「ヒカリ文集」(3)

「群像」2020年10月号掲載。 ある劇団のメンバーに次々と恋させてしまうが、本人は大変な状況を生み出していることを気にせず自由奔放、そして実は人を好きになったことはないのではないか、それどころか、行動のすべてが演技、本心を常にさらけ出すようにし…

今日の事件簿

あれ、おかしくないぞ事件 なんだかおもしろくなってきた事件 「エール」再開事件 ウォーキングに出た途端に雨事件 卵のパック蹴っ飛ばしちゃった事件(軽くだけど) いやー、その業界は…事件 連続テレビ小説 エール 完全版 ブルーレイ BOX1 [Blu-ray] 発売…

涼しいからか。

五時四十分起床。涼しい朝。書斎の窓を開けるとコピー機の上に葵が飛び乗り、毛繕いをはじめた。ま、毎朝のことではあるのだが。葵、窓から外を見たりデスクの上で長く伸びてみたりと忙しそうだ。 仕事。一日かかるか、と思っていた某クライアントのリーフレ…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」現代編(2)もうひとりのモーゼ

「群像」2020年9月号掲載。 西洋文化の精神構造としてのエディプス・コンプレックスはフロイトの精神分析における根幹をなしている…と思いきや、晩年のフロイトは『モーセという男と一神教』という著作で、モーゼには出エジプトを指導したモーゼとは別にもう…

鷲田清一「所有について」(7)法と慣行

「群像」2020年9月号掲載。 所有という概念は、自/他の単純な二項対立上の利害関係から生まれるわけではない。著者はソースティン・ヴェブレンの『有閑階級の理論』という著書の一文を引用しているが、これがぼくにはわかりやすかった。 「所有権は、生存に…