わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

保坂和志

初日向

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 いつもと変わらず五時四十分起床。初日の出を拝む気にこそならなかったが、朝日がリビングの窓に差し込みはじめた頃に、葵と一緒にベランダから外を眺めつつ、陽を浴びてみた。葵、目を細…

船を漕ぎ

五時四十分起床。今日も大掃除だ。朝から窓拭きやら床拭きやら棚拭きやら、あちこちを拭いてばかりいる。掃除に使う動詞は何があるのか考えてみた。拭く、掃く、払う、はたく、洗う、捨てる、片付ける、動かす、まとめる。直接的なのはこのくらいか。 午後、…

「あ、井桁さんだ」と思ったら

五時、目が覚めてしまった。夢に井桁弘恵が出てきた。昨夜見ていた「ネタパレ」のゲストだったからだろう。内容はまったく覚えていない。「あ、井桁さんだ」と思ったら目が覚めていた感じだ。 八時から仕事。やるべきこと、これからやる必要が生じるであろう…

根底にあるのは「私は猫という生きものが大好き」だ。

五時四十五分起床。寝違え、ここ数日で急によくなってきた。十日近くかかっているので相当な重症だったのか、それともぼくが歳を取っただけなのか。 午前中は掃除。妻は個展会場のギャラリー・パウパッドへ。保護猫をテーマにした個展、初日。 namake.catkic…

保坂和志「鉄の胡蝶は歳月に夢に記憶に彫るか(51)」

「群像」2022年11月号掲載。量子力学と記憶。 群像 2022年 11 月号 [雑誌] 講談社 Amazon プレーンソング (中公文庫) 作者:保坂 和志 中央公論新社 Amazon カンバセイション・ピース (河出文庫) 作者:保坂 和志 河出書房新社 Amazon ハレルヤ(新潮文庫) 作…

保坂和志「鉄の胡蝶は夢に記憶は歳月は彫るか(50)」

「群像」2022年10月号掲載、今月分を読了。上から下への指示系統、ピラミッド型のヒエラルキーが、あらゆる政治的不和の元凶? あらゆるというのは極論すぎるかもしれないが、そう思えなくないのがちょっとコワイ。 群像 2022年 10 月号 [雑誌] 講談社 Amazo…

保坂和志「鉄の胡蝶は夢に記憶は歳月は彫るか(50)」

「群像」2022年10月号掲載。相変わらずの、反骨と少数派のオンパレード。それが迷走していくのだから、ホントにすさまじい小説だ。迷走は、脱物語化のための装置なんだろうなあ……といったことを書くと、きっと保坂さん本人に怒られるし、「違う」といわれる…

保坂和志「鉄の胡蝶は記憶の歳月の夢に彫るか(49)」

「群像」2022年9月号掲載。章タイトルは「ネッカーの立方体と占有あるいは奥州合戦に総勢45万機超え」。内容はこの章タイトル通りなのだが、これらが微妙につながったり切り離されたりしながら迷走している。そこがおもしろいのだけれど、そういう読み方(と…

今の雨に

五時四十分起床。変わりやすい天気に一喜一憂する、そんな日がつづいている。変わりやすいという表現は適切ではないかもしれない。あくまで空模様の軸足は雨のほうにあり、そこから少し、そして時折大きく、晴れ間のほうに寄っていくことがある。今朝も身支…

適切かどうかはわからないが

五時三十五分起床。雨は降っていないようだが、雲は厚い。この程度でも効果(という言葉が適切かどうかはわからないが)があるのかは疑問だったが、書斎に置いている観葉植物をベランダに出して水を与え、陽に当てた。 午前中は掃除。午後からは仕事。途中、…

膀胱がしっかり

五時三十分起床。以前は必ず三時か四時頃に一度トイレで目が覚めるのだが、最近はそれが減っている。枕に頭を付けたら五分と経たぬうちにズコーンと深く眠ってしまい、気付いたら五時半ごろ、ということが急に増えた。膀胱がしっかりしてきたのか、それとも…

目をわずかに細めながら

五時四十五分起床。スマホのアラームをセットし忘れて、五分ほどいつもより起きるのが遅れたが、予定があるわけではないから気にする必要もない。葵は日の出前から起きて猫タワーに乗ったりリビングをうろついたりしていたようだが、すぐ眠くなったのか、妻…

普通の五十代よりかなり

五時四十分起床。雨は降っていないようだが、晴れているわけでもない。湿度は幾分か高いようで、湿気が寝起きの肌に微かにまとわりつくような感覚がある。寝汗というわけではなさそうだ。 仕事。例の新事業の計画を少しだけ進めてから、受注案件に取り掛かる…

日向ぼっこは猫の仕事だ

五時二十五分、目が覚めてしまった。夢見がよかったわけでも、悪かったわけでも、朝日がまぶしかったわけでも、昨夜早寝したわけでもない。ただ、なんとなく目が覚めた。外は平凡な曇天、という感じ。時折晴れ間が見えるが、その際の陽光の温かさがほしいら…

歌の世界からはほど遠い/湯シャン三日目

五時四十分起床。雨がやがて雪に変わったが、今日はクリスマスイブのサイレンナイホーリーナイというわけではなくおはぎを食べる彼岸の時期で、おまけに雪も雪というよりはびちゃびちゃのみぞれ、と歌の世界からはほど遠い。 仕事。某案件の企画書。午後は渋…

上品なアンコ/湯シャン二日目

五時四十分起床。微かな頭痛がつづく。副反応が継続しているのだろうが、確信はない。ほかの副反応といえば、いわゆるモデルナアーム、接種部周辺の過剰な腫れと痛みだが、これはそれほど生活に影響を与えない。もう一つ、接種後から血圧が上がっているのだ…

改善されればいいのだが

五時四十分起床。今朝も目が痒い。ぼくより花粉症の症状がはるかにひどい妻はギブアップ寸前のレスラーくらいつらそうで、これほど強く症状が出るのは十年ぶりくらいだと言っていた。東日本大震災の翌日だったか、妻は花粉症がひどすぎて寝込んでいた。ぼく…

頼りっぱなしという情けなさ

五時四十分起床。日の出の時間が少しずつ早まっているようで、年末年始ごろの、暗闇の中で目を覚ます感覚がだいぶ希薄になった。夜明け前の微かな明るさがカーテン越しでもかろうじてわかる。だが寒さのほうは相変わらずで、ここ数日はタイマーに頼りっぱな…

自分と対峙しているという感じ

五時四十分起床。立春。土手のそばの泥道をうろついたり、古い学校の校舎をうろついたりする夢を見た。土手は年に数回、夢に現れる。ぼくがその場所にいるというよりも、その場所が存在していて、自分と対峙しているという感じのほうが近い。この夢が春と関…

休むわけにはいかない

五時四十分起床。 仕事。慌ただしくて変則的な動き方をする案件ばかりなのだが、今日は多くの案件が谷間に入ったようで、それなりに作業はしているものの、かなり余裕があった。こういう状況の日は、逆にどうしたらいいかわからなくなる。休むわけにはいかな…

切っても切れない関係に

今朝も五時四十分起床。 身支度、動物たちの世話、朝食を済ませ、ランニングへ。微妙な冷え込みと風の強さに、何を着て走るべきか散々迷ったが、結局通気性のよい薄めのトラックジャケット&パンツ(と書くとカッコよく思えるが、要するにジャージだ)にした…

年相応になのか、はしゃぐように

今朝も五時四十分起床。文化の日。十一月は祝日が二回あるが、どちらも日付指定で第○月曜日というスタイルの、いわゆるハッピーマンデー法に対応した祝日ではない。 早朝から仕事。某案件のコンセプト開発。考えれば考えるほどメモが増えていく。だが一人で…

友達どうしでつるんでダラダラと

五時四十分起床。晴れ。雲は薄く少なく、風は微かだが心なしか冷たい。 仕事。腰を落ち着けて某案件に取り組もうとするものの、別の案件の動きが激しく、取っ替え引っ替えという状況に。 夕方、妻と少しだけウォーキングを兼ねた買い出しへ。繁華街の人出は…

島村ジョーみたいな

五時四十分起床。島村ジョーみたいな寝癖ができていた。少しうれしい。 仕事。週末に仕上げておいた二件分の原稿を朝イチでメールで送り、別件に取り掛かる。何からどう手を付けたらいいのか、手順をうまくイメージできず最初はまごついたが、のってきたらト…

中央線は雨に弱いから

五時四十分起床。台風接近。上陸する予報はないものの、大型で勢力は強いそうで、強風や大雨には注意が必要らしい。午後から対面での打ち合わせの予定があったが、リモートでの参加者もいるということだったので、こちらもリモートにさせていただいた。案の…

寝ぼけてそう感じただけだ

今朝も五時四十分起床。ひどい寝癖がついたような感覚があったが、鏡を見るとそんなことはない。むしろ、いつもよりまとまっている。少し櫛でとかせば十分。ということは、寝癖がついたような感覚こそが正常な髪の状態、ということなのか。いや、違う。寝ぼ…

騒々しいくらい強く響く

今朝も五時四十分起床。外はまだ薄暗い。あと二週間で秋分なのだから日の出の時刻が遅くなっているのも当然だ。蝉の声は日に日に少なくなり、日が暮れると草の繁みのなかから秋の虫たちの金属のような声が騒々しいくらい強く響く。あそこには一体何匹いるん…

無関係の者が無闇に

五時四十分起床。寝汗が多くパジャマがぐっしょりだが、熱があるわけではない。平常時、健康時とおなじペースで身支度やら動物たちの世話やら朝食やらを済ませた。 仕事。某案件の企画書。構成はほぼ頭のなかでできあがっているので、あとはそれを清書するだ…

細切れの夢を高密度で

今朝も五時四十分起床。細切れの夢を高密度で一気に見させられた。そんな実感だけ残っているのだが、肝心の内容はさっぱり思い出せない。場面転換というよりもまったく別の話がはじまり、いや、はじまったというよりはその世界にいつの間にか自分がいるよう…

ラブレターの代筆をしているような

五時四十分起床。雨は降っていないようだが、雨降りの朝のような体の重さを感じるのは、昨日が慌ただしく微かに疲れを引きずっていたからか。疲れているという自覚はないが、自分の体の動きの緩慢さやマブタの重さから、ハッと気づかされるということはある…