わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉

音韻と不平等と

五時四十分起床。休日。まだ体調がよくない。副鼻腔炎のような鼻汁、かるい喘息のような息苦しさ。うーむ。 築地正明「言葉の音律に耳を澄ます 古井由吉と翻訳」(「群像」2021年9月号掲載)。翻訳という視点からの古井由吉論。ドイツ文学者出身の古井さんの…

舞踏家みたいだ。

夜中にエアコンの電源を落としてから二度寝に入るのが習慣となった。大抵、渇きと尿意とで目が覚める。エアコンを止め、トイレで排泄し、手を清めてからコップ一杯を一気飲みし、また横になる。行動は覚えているが、その時に考えていたことなどまったく覚え…

ぎっくり首

今朝も五時四十分起床。首はかなりよくなっているようだが、まだなお、しぶとい痛みが残っている。常時庇っていないと生活できないというほどではないが、だらだらとつづく違和感と時折自分が寝違えているということを強烈に思い出させてくれる痛みとが、行…

睡眠時間の貧乏性、暴走する杞憂

わずかに早く目覚めてしまい、五時四十分が来るのをしばらく待った。さっさと起きればいいのにそうせずうだうだとするのはなぜか。自分でもよくわからない。睡眠時間は人よりやや短めだが、それでもつい、睡眠時間の貧乏性というか、この時間までは眠ると決…

健康番組の締めの言葉のような

今朝も変わらず五時四十分起床。寝違えた首の痛みはかなり和らいでいるが、それでも朝のカラダのこわばりは治りかけたところを強制的にぶり返させてしまう。起き上がるや否や、首を庇うことになる。だが血が巡りはじめているのか、身支度を進めるといつの間…

自分のコントロールの範疇を超えた

五時四十分起床。花曇り。寝違えが痛む。年に数度は同じ症状に苦しみ、対策を講じるが効果を感じず、やがて対策自体を忘れる。だが寝違えをしない日々がその後つづくのだから、対策が効いていないわけではない。しかしそれを自分のこと、自分の体のこととし…

川のそばに住むとはこういうことだ

三時、窓の向こう側から叫び声が聞こえた。高い声がけたたましく響く。犯罪のような切羽詰まった感覚はないが、どこか野性的で、吹っ切れたような、酒に酔っているような、妙な強さがある。何と言っているかは聞き取れない。あまりにうるさかったら何か対策…

気まぐれな食欲

五時四十分起床。一雨降ったようだ。湿度もそれなりに上がったようで、ここ数カ月感じつづけている朝の渇きが、今朝はゆるい。 葵、今朝は早く起きてリビングと書斎のあいだをスタタタタと駆け回っている。食欲もあるようで、昨夜のドライフード10gはペロリ…

蜂飼耳「過渡期の書 『東京物語考』考」

「群像」2021年3月号の古井由吉一周忌特集に掲載。古井さんとは「群像」で過去に対談もしている詩人による、古井さんの私小説論の傑作『東京物語考』の評論。評論の評論、ということになる。『東京物語考』、ウチにあるのだけれど読めていない。 古井由吉と…

ウンコと読書とテイクアウトと

五時四十分起床。 九時、妻が動物病院に電話。まだ少し軟便が出る葵の治療をどうするか、相談。昨夜に採ることができた便を持って病院に来てほしいとのこと。午前中のうちに自転車で行ってもらった。そのあいだ、ぼくは念入りに掃除。便を検査したところ悪い…

直線首

五時四十分起床。 午前中は仕事。午後は作業を進めるも、寝違えた首の痛みがなんだかおかしなことになってきているので、思い切って整形外科へ。レントゲンも撮っていただいたのが、びっくりするようなストレートネック。これが痛みの原因かもしれない、とい…

「反小説」…松浦寿輝による古井由吉追悼文を読んで

今朝の朝日新聞に、松浦寿輝による古井由吉の追悼文が載っていた。ここ数年の古井さんの作品を、松浦さんは「反小説」とおっしゃっていた。まさに本質を突いている。物語からも私小説からも距離を置き、しずかに老いや死のフィルターを通じて自分自身と世界…

さよなら古井さん

古井由吉さん、逝去。最も好きな小説家の一人でした。あの文体の秘密が知りたくて、作品1冊まるまる書き写してみたことがあります。若い頃のいい思い出です。ここ数年は体調が優れないご様子でしたが…どうか安らかに。いつまでも愛読いたします。 ▼二十世紀…

ずれる眠り

五時四十五分起床。生活のリズムがルーズになるとたちまち仕事にもボロが出るので可能なかぎり同じ時間に起きて同じ時間に腹を満たし、という生活を続けるようにしているのだが、目覚めの時間だけは、アラームを設定した時刻よりも必ず五分、十分、ひどいと…

煮こごりに

五時四十五分起床。雨。即位の礼。祝日だが、だからこそ集中して仕事をしようと決めていたので雨降りであることがあまり気にならない。だが雨音の強さは気になり、さらにはもう一つの台風の影響のほうにまで気持ちが及びはじめる。だがひとたび作業をはじめ…

本体はまだだ

六時起床。今日は健診でバリウム検査があるから朝食はもちろん水も飲めない。たった一食、食べることができないだけで、ここまでサミシイ気持ちになるのか、と心の動き、ぶれの不思議さを感じつつ、身支度、掃除。 九時三十分、妻と高円寺の河北健診クリニッ…

恵比寿へ

五時四十五分起床。少しのどが痛い。熱を計ったら37度。微熱と言えるほどでもないがいつもよりはわずかに高い。ほったらかしたら発熱するのかな、と思いつつ、いつも通りに身支度を進め、念のため、と朝食の後に薬を飲んだ。 午後、外出。丸ノ内線で屈強そう…

ハリボテ

六時起床。雨。強く弱くと雨足を変えながらだらだらと降っているようだが、昼前には止み、かすかにではあるが北や東に青空がのぞきはじめた。しかし西はまだ雲が厚い。掃除。 夏の残りの素麺をトマトジュース、めんつゆ、オリーブオイルのたれで食べた。玉ね…

暑さをひきずる

五時四十分起床。夏は過ぎ、日中こそ真夏並みの気温になることはあるものの朝晩は過ごしやすくなったと挨拶代わりに口にすることが多くなってきているというのに、どういうわけか、夜中に暑さで目を覚ますことが多い。多いというよりも、連夜つづいている。…

それでもなんとか

五時四十分起床。今日から十月だというのに寝汗がひどい。 仕事。昨日、今日とやたらに慌ただしく、脳みそを一時停止させるタイミングがほとんどない。数は多くないのだが、複数の案件を、それぞれの状況に応じてとっかえひっかえ作業し続けた。 日が暮れて…

雨と休日

六時起床。雨。仕事は落ち着いているので働く必要はない。終日家でのんびり、と決め込むことに。とはいえ、午前中はひたすら掃除。 午後から、Amazonで無料になっていた映画「寄生獣」を観てみた。原作にはあまり馴染みがないのだが、寄生生物と地球環境とい…

品質と手応えと

五時三十分起床。雪の積もる住宅街の路地で道に迷い彷徨っていると、散歩中のマルチーズに手をかまれる夢を見た。手のひらの皮がペロリとめくれてクレーターのようなものができているが、血は一滴も出ていない。痛みもない。 午前中は喘息の定期検診のために…

はしご

五時四十五分起床。雨。資源ゴミの日なのだが、古新聞を出すのをためらってしまった。回収されるまでの数時間で、かなり水を吸ってしまう。もう少し遅めにしてなるべく水を吸わないように、と考え七時半に出し直したが、効果があったかはわからない。 仕事。…