わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

一過/夕涼

 三時に起こされた。花子、腹が減ったのかさみしくなったのか。だがさすがに付き合いきれない。体力も持たない。四時まで寝かしてもらい、ゴハンをあげてから五時半までまた寝た。赤ん坊が生まれると眠りが分断されるという話をよく聞くが、似たような状況がもう何年つづいているだろう。寝かせてくれ、と思う反面、起こしてくれないとさみしくもある。
 
 今日は予約しておいた粗大ごみの収集日だ。ベッド、マッサージ器、ワゴン、アイロン台を一気に出す。
 
 七時、事務所へ。朝方は厚い雲が空を覆っていた。ここ数年、台風一過の抜けた青空にはお目にかかれていないなあ、などと考えながら歩いていたのだが、十時を過ぎるころには事務所の窓から真っ白な雲をちょこり、ちょこりとだけ浮かべた濁りのない青空が見えた。二秒だけ窓から外を眺めてみる。入道雲が恋しくなった。
 証券会社パンフレットなど。
 東京、今日の最高気温は三十六度くらいだったらしいが終日事務所に引きこもっていたので実感がない。二十時に店じまいしたが、いくぶん強く吹く風が熱気をさらっていったのか、昼間の暑さがうそのように消えている。夕涼みという言葉があるが、浴衣を着てゲタを鳴らしながらのんびり涼やかな夜道を散歩してみたい気分になった。
 
 夜、テレビを観ながら麦次郎をあぐらの三角ゾーンに入れてウリウリしてやった。最近、激しい遊びをしてあげていないので少々欲求不満らしい。だがな、夏にそういうことをすると暑苦しいぞ、麦。
 
 高橋源一郎『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』。エロじゃない部分は、読めば読むほどブコウスキーのマネのように思えてしまう。うーむ。