わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

恢復/去夏

 夜中に何度も花子に呼ばれたが、顔を出すとシャーと、軽くではあるが威嚇された。まだニンゲンがコワイらしい。ドアを締めたまま声をかけ、何度もなだめた。
 
 六時起床。早朝からO社チラシのコピー。九時、旧事務所へ。廃品回収業者に不要になったデスクとクッションフロアを引き取ってもらった。その足で吉祥寺へ。「ラオックス」でマウスパッド。パルコの「リブロブックス」で、中上健次『南回帰線』、星野智幸『在日ヲロシア人の悲劇』。
 午後からはO社チラシ、事務処理など。ようやく花子が威嚇しなくなった。部屋を覗き込むと、いつもとおなじ表情でこちらを見つめ返し、フーンと淋しそうに鳴いた。
 夕方、チラリと新宿の「東急ハンズ」へ。石鹸、スポイトなどを購入。
 夕暮れどきの空も風の流れも、夏の激しさがなくなった。ヒマワリはお役御免と首をうなだれ、朝顔は最後の一踏ん張りと、クタクタになりながらチラリホラリとラッパのような花を咲かせている。
 
 阿部和重グランド・フィナーレ』読了。巻末の短編はおもしろかったなあ。単純に。
 堀江敏幸『雪沼とその周辺』より、「スタンス・ドット」を読みはじめる。
 
 
 
中上健次『南回帰線』
南回帰船
 
星野智幸『在日ヲロシア人の悲劇』 
在日ヲロシヤ人の悲劇
 
堀江敏幸『雪沼とその周辺』
雪沼とその周辺