わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

眼精疲労

 寝返りを打つ瞬間痛みで目覚める。かばいながら姿勢を戻し、眠りに戻る。この繰り返しがここ数日続いたが、夕べはかなり恢復しているのか、激痛にたたき起こされるような感覚はなかった。しかし花子に噛まれて痛くて起きた。どうやら夜中に便意を催し、ハイテンションになったらしい。どうして猫という動物は、ぼくが知っている限りだが、ウンコする間際に興奮するのか。花子がぼくを噛んだのは、おそらくもうすぐ出るから、すぐに片づけてね、という願いを伝えるためだったのだろう。と書いていたら、花子めはずかしくなったのか、ぼくの左側で机に乗って、正確には左側に積んでおいた仕事の資料の上に乗ってくつろいでいたのだが、そそくさと移動してしまった。
 六時三十分起床。朝から通信ベンダーのPR誌に取り掛かる。苦戦。夕方、ようやく脱稿できたが取材が濃かったのでいつもより文章量が多い。どうするか、デザイナーのP氏に相談することに。
 午後、ちょっとだけ外出。冬に眼鏡を作り替えてから、肩凝りや寝違え、頭痛がひどくなったような気がする。少々度を強めにしているのがまずかったか。眼精疲労。体調不良をすべて眼鏡のせいにするのはいささか卑怯な気もするが、心当たりがあるのなら、改善に努めてみるべきだ。ひとまず、三年くらい使っていなかったコンタクトをふたたびはじめてみることにした。西荻窪駅前のコンタクトレンズの店へ。五十歳過ぎたベテランの店員、いや医師か、よくわからんがその男性に、緻密に視力を図っていただき、PCに向かう時間が長いことを考慮して、やや弱めの度数で保湿性の高い使い捨てレンズを選んだ。二十時過ぎまで装着していたが、頭痛などへの効果があるかはすぐにわからない。しばらくはつづけてみるつもりだ。
 夜、「トリビアの泉」。また雑種犬が実験材料にされていた。だが動物愛護、いや動物との共生の意識、愛に溢れた実験なので、許す。「うそつき」もよかった。
 
 古井由吉『聖なるものを訪ねて』。戦後の経済成長とともに人生を歩んだ世代にとって、バブル崩壊とはこれほどショッキングな出来事だったのか、と今さらながら驚かされた。経済成長という名の神に、彼らは人生の折り返し地点をずいぶん過ぎてからそっぽを向かれてしまったわけだ。