わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

戻りガツオ、おでん、アジのたたき

 六時三十分起床。日中はiMacの画面とTungsten C http://www.palm.com/us/products/handhelds/tungsten-c/(正確にはTungstenにインストールした某ソフトhttp://www.mandal-art.com/)を交互に見ながら黙々と仕事。集中が途切れると、外の空気が吸いたくてたまらなくなる。筋肉をグンと伸ばしたくてたまらなくなる。だがリフレッシュしすぎれば逆に効率は悪くなる。集中のための息抜きが、気づけば息抜きのための息抜きに変わる。繰り返せば、息抜きのための息抜きは怠惰のための息抜きに変わる。どこかで歯止めをかけておかねば、それくらいの分別はかろうじてある。働かなければ、食いつづけられない。また、ぼくが手を動かさなければどこかで誰かが迷惑を被る。たかが息抜き、しかしその果ては諸行無常の思想の域まで関わりをもつようだ。ふうん。
 十九時、麻布十番のO社で打ち合わせ。終了後、L社のTさん、Uさんと新一の橋交差点近くの居酒屋「桃李」で飲む。戻りガツオ、おでん、アジのたたきなど。魚は新鮮。おでんは特筆するほどの味ではない。日本酒は黒龍、上機嫌など銘柄は少ないがなかなか楽しい取りそろえ。仕事の話に終始。〇時三十分、帰宅。
 
 武田泰淳「異形の者」。管理者の立場にある僧から、規律を破ったために体罰を受けた加行僧(修行僧)の大穴。彼は暴力による仕返しをもくろむが、主人公がガンジー的な無抵抗主義で抗議しようと主張したために計画は霧消する。