わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

薄まる

 七時起床。朝一番で銀行へ。外注費などの振込みを済ませる。灰色の水彩絵の具で一気に塗りつぶしたような空。寒いが風が弱いせいか、身が縮むような思いはしない。春なのだろうか。梅の花が見たい。しかし近所の古い一戸建ての、小さな雑木林のような庭にあった、小振りだが木肌から古そうだということがわかる、貫録たっぷりだった紅梅の木は改築のために切られてしまった。西荻窪から古い家が少しずつ消えている。古い庭も消える。古い木も消える。そして季節が、薄まってゆく。新建材からは、花鳥風月など感じようもない。
 
 終日、書斎にこもって仕事。花子が何度も仕事の邪魔をしに来た。