2006-03-21 古井由吉『辻』 読書日記 「割符」読了。辻にさしかかった者が、割符を分け合う。もう半分が、自分の知らぬところへ渡る。辻で別れた片割れの割符は独り歩きし、知らぬ間に、自分が自分以外のものにさせられてしまっている。