2006-03-30 古井由吉『辻』 読書日記 「林の声」読了。見知らぬ老人を三度も助けた河合は、それが縁で女と知り合い、入籍する。だが、その後に待っていたのは実父の痴呆という現実だった。だが、それとほぼ同時に妻は妊娠する。老いの悲しみに、誕生の喜びが交差する。