わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

高橋葉介『夢幻紳士 逢魔編』

 パラレルワールドのエンドレス構成。世界にははじまりも終わりもない。ただ、今があるだけなのだ。だから夢幻魔実也は、おなじ挨拶を繰り返しつづける。脱帽。スゲエ。
 高橋葉介についてちょっと考えてみた。

  1. 高橋葉介は、絵のチカラを(画家以上に)信じている。多くのマンガ家は、自分の絵のチカラを信じようとしているだけだ。
  2. 高橋葉介は、言葉のチカラを(小説家以上に)信じている。多くのマンガ家は、言葉を活かしきれていない。