わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

雨が止むのを待っている猫

 今朝も七時から延々と花子に起こされ続ける。遠くで近くで、と場所は変われど、鳴き声はやや強弱があるものの変わらない。フーン、フーン、と、人語に訳せば「はやく、はやく、もう、おそいんだから」と急かすようなトーンの音を、おそらくクチを開けずに出している。八時三十分、とうとう根を上げた。
 雨。霧雨である。今週末も天気はダメだったか、と少々残念に思うが、昨日はまもなく会期が終る美術展と友人のグループ展、これは天気とは関係なく楽しめるし、今日はため込んだシャツのアイロンがけをしないと、と覚悟を決めていたから、雨でもいいや、むしろアイロンをかけているときに青空が広がりはじめたらクヤシイ、などと考えていた。晴れ間こそはのぞかなかったが、午前中のアイロンがけのあいだに雨は上がった。雀の声が急に高くなった。何羽も繰り返しわが家のベランダへ遊びに来る。麦次郎は、それを夢中で観察している。麦も雨が止むのを待っていたのだ、と思った。雨が止めば、雀たちが来てくれる。
 午後から西友へ買い出し。麦次郎がボロボロにしてくれた網戸を貼替えるために、取り換え用の網を買う。来週末にでも作業しようと思う。
 丸善から電話。万年筆「ザ・センチュリー・マイカルタ」がようやく直ったらしい。費用はわずか2,100円。1万円越えどころか、予想最低金額よりも低い結果に胸を撫でおろした。来週、時間をつくって取りに行こう。
 夕食は鶏もも肉を中華風に甘辛く煮た。ネギ、ショウガ、ニンニクのみじん切りをたっぷりと入れ、醤油酒砂糖、それにカレー粉少々で味をつけて肉を小一時間つけ込み、30分かけてじっくりと煮込む。煮るというより、煮詰めるというほうが正しい。これに、鶏ガラとトマト、白髪ネギ、そしてノリ、溶き卵でつくった中華スープを添える。どちらも中華の王道という感じではないが、むしろちょっとはずれた感じが新鮮で楽しめる。手軽なので、いつかまたつくるつもりだ。