わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

迷う

 六時三十分。少しずつ温度の上がりはじめた湿っぽい空気の中を走る。
 午前中は某IT企業PR誌の資料読み込みと事務処理。午後から読み込んだ資料を持って霞ヶ関へ。二時間ほど打ち合わせをする。
 官庁街の街路樹から蝉の声がけたたましく鳴り響く。しかし空はどんよりと重く、そしてパラパラと、小雨と呼ぶのもはばかるくらいに少ない雨が散るように降っている。それは梅雨時の、空がぐずつきはじめる一瞬前に見せる表情に似ている。散る雨が濡らす街路樹の葉は夏の盛りを乗り越えた深い緑色をしている。蝉。雨。葉。同時に目をやり、耳を澄ますと、たちまち今がどの季節なのかがわからなくなる。梅雨と盛夏のはざまに迷い込んだようだが、実は秋のすぐ手前にいることになる。しかし、それが昼間は実感できないのだ。秋はその兆しを、まずは夜の草むらから見せようとするから。
 丸ノ内線お茶の水へ移動し、湯島天神神田明神の横を通ってそのまま秋葉原方面へ歩く。「モバイルプラザ」でTungsten C用の液晶保護シートを2枚。PSIONWindows CE.NET端末が特価で売られているのを見つけ、かなり惹かれるがそれでもやや高めに感じた。1.1kgという重量も気になる。当然ながら、買わず。
 秋葉原駅へ向かう途中、ビラを配るメイドさん(の姿をした若い女性たち、おそらく多くはお金のためにやっていて、ホントにメイドさんになりたくてこんなカッコをしているのではないような気がするが、どうなんだろ)をたくさん見かけた。
 帰宅後、ちょっと作業してから整骨院へ。
 夕食後もちょっとだけ作業する。