わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

風は風のもとである。

 ふと目が覚める。六時四十分。目覚ましをセットし忘れていたが、起きる予定の時間ちょうどに起きた。体内時計が正確なのか、それともただの偶然か。
 ジョギング。2km。日に日に、すこしずつ冷やかさを増してゆく秋風に煽られたり立ち向かったりしながら走る。走るときの風は、追い風だろうが向かい風だろうが、味方、もとい仲間のようなものである。だがこれが、眠りから覚めかけ、冷えた部屋の蒲団の中で向かえる明け方のまどろみの、夜通し開け放たれたままの窓から吹き込む風となると、たちまち敵になってしまう。冷えた風は身体を冷やし、冷えた身体は風邪を引く。朝の秋風は風邪のもと、ということか。
 漱石は風邪を「風」と表記していたような気がする。となると、漱石流に表記すれば「朝の秋風は風のもと」か。「風邪」の意味はたちまち消える。風は風のもとである。あたりまえ、とツッこむべきか、それとも深淵なる文学性を感じ取るべきか。
 午前中は銀行まわり。午後は事務処理。請求書を書いたり、伝票を整理したり、帳簿をつけたり。
 昼食は五穀米納豆。このふたつ、相性がべらぼうによい。
 十五時、外出。カミサンはぷちぷちを連れてトリの病院へ。ぼくは霞ヶ関で打ち合わせ。腹が減ったので打ち合わせ前にスタバへ。五分でアイスコーヒーとドーナッツ。大慌てで待ち合わせ場所に行き、デザイナーP氏、代理店(兼印刷会社)の営業Q氏と得意先を訪問するが、お忙しいとのことで打ち合わせを無理矢理10分で終わらせてしまった。ここ数年の最速記録かも。
 ぷちぷち、順調に恢復していると診断されたようだ。あと1週間は水槽で温度管理しながら療養。完全に恢復すれば、通常どおりの暮らしができる。もう少しだからな、ぷちよ。
 新宿へ。「ビックカメラ」で、かねてからほしかったBOSEのPC用スピーカー「Media Mate II」を購入する。
 十八時、帰社/帰宅。さっそくスピーカーを接続し、先日Amazonで注文し今日到着したDavid Sylvian「The Good Son vs. The Only Daughter」、Brian Eno「Another Day on Earth」を聴いてみる。大満足。
 夕食はスペイン風オムレツにトマトソースをかけて。カミサン、スペイン風オムレツは意外とカンタンだといっていた。そうか。カンタンなのか。
 これから「爆笑問題の検索ちゃん」の特番を観るつもり。