わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ラッシュ

 六時二十分、起床するも眠気に完敗、しかし仕事の使命感が逆転一発ホームランをかまし、六時三十分起床。身支度を済ませ、七時四十五分に家を出る。雨。数週間前の秋の長雨よりもいちだんと冷えた雨がはらはらと、しかし決してゆるやかではない降り方で着衣を濡らす。服が濡れるのは嫌いだ。だがこれくらいで不機嫌になるというわけではない。ただ、傘を持ちカバンも持ち気になる服の濡れには何も対処することができず、そのまま十分少々歩いて駅まで、という状況から早く抜け出したいと願うだけだ。知らず知らずのうちに足の動きが加速する。出勤するOLらしき女性を何人も追い抜いて行く。すると、自転車に傘という危険なスタイルをした女性にたちまち追い抜かれる。いつも危ないと思うのだが、すっ転んでひどい目に遭っているひとにはいまだにお目にかかったことがない。
 通勤ラッシュまっさかりの丸ノ内線だが、始発だから何回分か出発を遅らせれば坐れる。堂々と腰かけて、いざ銀座へ。雨とラッシュ、両方のせいだろう、案の定いつもなら三十分少々で着くはずなのに、今日は小一時間かかった。八時四十五分、銀座の某代理店着。わざわざ関西から出てきてくれた某教材メーカーの社長と、雑誌広告の打ち合わせ(というより社長のプレゼンのヒアリングと質疑応答だな)を、3時間。急性胃腸炎が完治していない身には少々こたえたが、なんとかクリア。
 十三時、帰社/帰宅。うどんを茹でてぶっかけにして食べる。薬味はなし。急性胃腸炎、薬が効いているのかかなり快方へ向かっている。物足りなかったので徳島産のそうめんを茹で、これもぶっかけで、つまり「ぶっかけにゅうめん」にして食べた。古来の製法でつくられた上質なそうめん(いただきものだけど)だったので、ぶっかけという食べ方がぴったりだったようだ。うどんとは違う熟成した風味が味わえて満足。
 午後からは書斎で黙々と仕事する。とんでもないメールラッシュ。十分起きに新たなメールが来る。そのたびに手を休め、対処する。ちょっと非効率的。抱えている案件が多すぎるのだろう。十一月は仕事の整理が必要だ。
 十九時、資料を探すついでにCDを借りに図書館へ。三輪洋子さんという日本人ピアニストの作品「In the Mist of Time」、それからジャズ不朽の名盤、Art Blakeyの「Moanin'」を借りる。

イン・ザ・ミスト・オブ・タイム

イン・ザ・ミスト・オブ・タイム

Moanin

Moanin

 帰宅後、三輪洋子の作品を聴いてみる。吉祥寺ジャズカフェの主人、寺島靖国さんの本で薦められていたピアニスト。ジャケットを見たら、なかなかの美人さんで感激。テクニカルな方向に走りすぎることなく、女性らしいやさしいアンサンブルを聴かせてくれる。プレイヤーというよりは、作曲家なんだろうなあ、三輪さんって。
 夕食は豆腐、かぼちゃの煮たの、蕪の葉の炊いたの、蕪の味噌汁。おそるおそる茄子の揚げびたしを一切れ食べたが、問題なし。明日はもう少し脂っこいものでも大丈夫かもしれない。が、油断は禁物。いつもそれで玉砕してしまうからだ。
 夜も仕事。
 高校時代の先輩(といっても、仲よくなったのは卒業後。飲み友達になった)のSさんが、mixiから連絡してきてくれた。ちょっとうれしい。Sさん、現在はフリーでデザイナーをしている。