2006-11-25 古井由吉『山躁賦』 読書日記 「肱笠の 肱笠の」読了。川俣軍司事件を材に、ホトトギスの鳴き声、初夏に病で倒れた叡山の寺をうまくクロスさせ、夢うつつの世界に混ぜ込むことで、狂気の日常性を巧みに表現している。