わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

高飛車

 七時、眠気と闘いつつ、なんとか勝利。布団の上で横になったまま、目だけは開いてぼーっとしていたり、今日は何をするんだっけ、と予定を反芻したりするうちに少しずつ神経が起きはじめ、筋肉に血が通いはじめ、身体を起こせるようになる。眠気は強いが意識は意外に明晰で、目覚めた瞬間にあれこれ思い、考えられるから不思議だ。ぼくの場合、身体より先にアタマに血が通うということか。そんな、脳みそだけを歯垂らせつつ、身体は緩慢に、あるいは静止したままの怠惰な状態にあるぼくを、近ごろ花子はケージの天井やら机の上やら、高いところで冷静に見下ろしていることが多い。見下ろされているのではなく、見下されているのかもしれない。なにせ、高飛車な猫なのだ。
 身支度、ぷちぷち体重測定。39g。換羽の最中で体力の消耗は激しいようだが、昨日よりは元気がある。呼べば答える。ギョーギョーと騒ぐ。
 午前中は某IT企業PR誌。麦次郎がナァアン、ナァアンと情けない声で鳴きわめいていているのが時折聞こえる。それに刺激されてか、はたまた逆なのかはわからないが、花子も今日は落ち着かない。
 午後よりカミサンと外出。吉祥寺に向かい、パルコの「リブロブックス」で小説など購入し、ついでに「コピー年鑑」など仕事の資料を注文。カミサンは猫関連の資料を買ったようだ。
 カミサンと分かれ、コンタクトレンズの店で使い捨てコンタクトの補充分を購入してから茅場町へ向かい、十七時より小一時間ほど某社にて某生命保険会社の案件の打ち合わせ。終了後、茅場町から東京駅まで、冷たいが身を縮こませるほどではない。JRで新宿に向かい、紀伊國屋で仕事の資料を数冊購入してから帰った。
 花子、帰宅後はワガママ大爆発。夕ゴハンがまずい、とぬかしやがる。カツオブシをかけたら、カツオの部分だけきれいに食べた。どうやら昼にトリササミを与えたのが原因。あれと比べりゃ、そりゃカンヅメのほうがまずいわな。