わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

開閉/リズム

 九時起床。夜中、何度か雨風の荒れる音で目が覚めた。目が覚める、ということは当たり前すぎて馬鹿馬鹿しい書き方だが、それまでは文字通り目を閉じている。目を閉じながら、意識も思考も動作も閉じて、布団という閉じられた空間で眠りつづける。だが昨夜のように音で目覚めるということは、聴覚だけは開いているということか。花子に噛まれたり踏まれたりして目覚めることもある。これは痛覚触覚が開いているというリクツになる。ならば本来、五感とは開かれたものであり、眠るときは最も依存度の高い視覚だけが閉じる。他の感覚は開きながら、眠っている。眠りながら、ゆるやかに開いた知覚器官が、眠りを妨げる何かを見張りつづけている。と、ここまで書いて、いささか野生じみていると思いひとりでモニタに向かって苦笑した。
 だが苦笑などでは済まされない事態が能登で起こったようだ。地震。被害はかなり大きいと聞く。被災者の皆様、お見舞い申し上げます。
 午前中は仕事。ちゃっちゃと済ませ、午後は散歩に。図書館でCDを何枚か借り、西友で鶏肉など買ってから帰宅。
 夕方は「笑点」。夜は先週録画しておいた「日本の話芸」を観た。林屋染丸という上方の落語家の「寝床」。下手な旦那芸に辟易する町の衆や丁稚衆の話。江戸の落語とはリズムが違うと思った。
 夕食はインド風チキンカレーをつくって食べた。うまかったが、ツブのままスパイスを大量に使ったので食べにくいのなんの。