わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

季節と都会/時折、さみしげに/背面バキューム

 六時四十五分起床。
 都会で暮す者には、季節をかなりおかしな形で感じるチカラが身に付くらしい。日課のように毎朝空をあおぐ。東から昇る太陽の位置は、おなじ時間に見上げたとしても数ヶ月前と今とではずいぶん違う。その、位置の違いを陽の高さや気温、木々の根元から伸びる影の長さや角度でわかれば風流風雅といえるのだろうが、何軒となりの家の屋根にかかっているかで感じ取っている。
 午前中はカミサンが、kaoriさんが紹介してくれた健康保険の使えない医者へ。アレルギーと、ひざの裏に水が溜まる症状の治療。ぼくはお仕事しながらお留守番。花子が頻繁に仕事をやめろ、そんなことをするならわたしの痒いところを掻いて、とねだってくる。時折、麦次郎がさみしそうに鳴いた。
 昼過ぎより雨。遠雷が響く。少しずつ近づく。その様に耳を澄ましていると、これはひょっとしたらジェット機のエンジン音なのではないか、と思いはじめてしまう。これまた都会人ならではの貧困な連想。コトバでメシを喰う者として、この感性が少々イヤになる。全然ブンガク的じゃない。
 午後、カミサン帰宅。背中に鬱血(なのかな?)した毒素を排出することで不調を直す、という治療法らしい。背中に大きな円形のアザが、背骨にそって左右に一個ずつ、規則正しく並んでいる。ここにカップ状の器具を置き、鍼か何かで皮膚に穴を開けてバキュームしたらしい。頭痛、肩こりや腰痛にも効きそう。うーん、やってみようかしら。
 夕方には雨があがった。広がる青空が妙チクリンに見える。
 十七時三十分より茗荷谷で打ち合わせ。二十時過ぎ、帰社/帰宅。
ヨウジヤマモト」からDMが来ていた。でも今シーズンはもう買う余裕ないかも。シャツはほしいんだけどな。