最新作品集『カーライルの家』より。小林秀雄、志賀直哉に関する思い出。でも、これは小説として読んだほうがよさそう。
小島信夫の遺作『残光』ほど老人力は強くない。が、タイトルにあるようにかなりあぶなっかしいところがある。
東京で同棲している女の几帳面さに嫌気が差した小林秀雄は、衝動的に家出をし、奈良に住む志賀直哉のところに転がり込む。芥川が自殺したころの話。
- 作者: 安岡章太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/16
- メディア: 単行本
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