わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

そういう季節

 いつものように六時三十分に目覚めた。おそらくは耳をつくように鳴り響いているはずだ、と昨夜寝る前に推測していた雨は、ほとんど降っていない。いつ降り出すか、と思いつつ、むずかる花子の相手をしていたらいつの間にか寝てしまい、気づいたら十時になっていた。雨足は強まっていた。ザアという雨がアスファルトを突く音に、ゴオという善福寺川の合流が重なる。わが家の場合、そこにインコのぷちぷちのウキョキョキョモギョモギョ、麦次郎のナアンナアン、花子のフニャンフニャンが微妙に重なる。その、重なりの向こう側まで耳を澄まそうとしてみる。そうすれば、このあとの雨足の変化がわかるのではないか。そんな、根拠のないことについ心が奪われてしまう。梅雨とは、自分にとってはそういう季節。
 予報によれば台風は九州に上陸しており、今後太平洋側に沿って日本列島を襲うらしい。ならば外出するのは今日、まだ雨の強まらぬうちに、と思いカミサンとシブヤへ。シブヤ西武の「Yohji Yamamoto pour homme」で今期の新作を購入する。そのまま新宿に移動し、伊勢丹でカミサンの「Y's」「Yohji Yamamoto(femme)」に付きあったが、カミサンは何も買わず。
 夕食は荻窪ルミネの「洋食亭ブラームス」。生ビールを飲みながらポテトサラダだのホワイトアスパラだの海老フライだのオムレツだの。
 夜、雨足はさらに強まっている。