昨夜は風呂の中で睡魔に襲われ、いかんいかん、浴槽で寝たら死ぬかもしれん、と思い眠らぬよう気を引き締めたつもりが、まるで締まらず、それどころか夢を見たような記憶まであり、ありゃまこりゃダメだと判断し風呂から出て、フウとひと息ついたところで時計を見たら、自分では十五分程度で出たつもりが、三十分近く過ぎている。どうやら十分くらいは浴槽で寝たらしい。これがホントのウォーターベッド。なんちて。
六時四十分起床。単調に暑い日々がつづく。
今日はひたすら書斎にこもって作業。仕事をかなり溜め込んでしまったので（さぼっていたわけではないが）、今日日本橋亭で行われた並川抜志さんの毎夏恒例の落語会「玄人裸足」を観に行けなかった。義父母と楽しんできたカミサンの話では、並川先生の噺の出来はともかく、ゲストで来た知人・立川キウイがなかなかよろしくなかった、とのこと。枕（前フリ）で談志師匠のことばかりベラベラしゃべって、肝心の噺は軽く流してしまったようだ。抜志さんたちの顔を立てるためにそうした、ともとれなくはないが、カミサンの話を聞くとやはり二つ目昇進がうれしくて浮かれまくっているように思えて仕方ない。観てないからなんとも言えん、といえば言えんのだが。昇進前後に何度かメールでやりとりしたが、やはり浮かれていた。きびしいことを書いたら、メールが途絶えた。今日の落語会にゲストで参加することは、本人からは教えてもらえなかった。うーん。しっかりしろ立川キウイ。今度は二つ目から真打ち昇進までの最長記録をつくる気か。二つ目で十七年かかったから、真打ちは二十年くらいか？ 還暦でようやく真打ちなんて、洒落にならんぞ。はずかしいだけだ。
