わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

復刻滝/霊界との接点

 八時起床。梅雨の中休みというコトバがあるが、今日は猛暑の中休みといったところか。灰色の平坦な雲の広がりに、陽射しもアスファルトの照り返しも和らいでくる。無風のなかでエアコンの室外機のファンの音と蝉の声が入り交じりながら響き、照りつける太陽に辟易するだけの猛暑は、夏というより地獄と感じてしまう。陽射しがいくぶんかやさしくなり、風が抜け多少の涼が感じられると、夏を楽しむ余裕が生まれる。敵だった夏というコトバが味方になった気分。ニンゲンとは自分勝手なイキモノだ。
 午前中は掃除とアイロンがけ。午後、カミサンとちょっと長めの散歩に。善福寺川沿いの遊歩道を、蝉の鳴き声の変拍子をBGMに、左右に並ぶ一戸建ての庭先の草花や、川面でたわむれるカルガモ、颯爽と飛ぶセキレイ、伸びつづける葦や水草、路地や屋根の上でくつろぐ猫などを眺めながらタラタラと歩く。四十分ほどで善福寺公園に到着。以前から見たいと思っていた、善福寺川源流にある「遅野井の滝」をようやく見つけた。小さな滝で、滝というよりは石清水に近い。かつての原形はとどめておらず、現在あるものは復刻されたものであり、どこからか水を引いているのだという。ちょっと残念。

 西荻窪方面へ移動。丹波哲郎邸が氏の没後取り壊され、更地になっているという噂を聞いたので確かめに行く。確かに更地になっていた。ニンゲンは、霊界との接点をまたひとつ失ったことになる……のかな。ケータイで写真を取り、丹波哲郎邸が大好きだった滋賀の友人に送ってあげた。
 西荻・女子大通りのケーキ屋「La Peche Blanc ラ・ペーシュ・ブラン」で休憩。西友で夕食を買って帰宅。
 夜はポークチョップをつくった。お手軽。サラダは葉野菜が高騰しているのでポテトサラダに。