2007-08-29 諏訪哲史「アサッテの人」 読書日記 伯父の発する奇妙なコトバ。おそらく、これはまだコトバではないんだろうな。記号学的に言えば、受け手にとってはラングとパロールが一体化していない状態というか。うーん、吉本隆明の『共同幻想論』を思い出しちゃった。古代人が、海を見たとき自然に発した「う」という音が海という幻想をともない……だったっけ。二十年も前に読んだから忘れちゃった。