アサッテ=奇声を中心とした奇行、というわけではないことが、すこしずつわかってくる。コトバへの固執から、存在への固執へと徐々にテーマがスライドしていく。あちこちでチラチラと、本作はコトバについてを語った意欲作だという評価を見たが、うーん、違うんじゃないかなあ。意味を失った(あるいは最初から伴わない)コトバ、コミュニケーション機能を失ったコトバ、そうしたものたちが、伯父の生き方にシンクロしていく。単に厭世的な世界観を(奇抜な方法で、ではあるが)語ろうとしているのだろうか。それとも。
アサッテ=奇声を中心とした奇行、というわけではないことが、すこしずつわかってくる。コトバへの固執から、存在への固執へと徐々にテーマがスライドしていく。あちこちでチラチラと、本作はコトバについてを語った意欲作だという評価を見たが、うーん、違うんじゃないかなあ。意味を失った(あるいは最初から伴わない)コトバ、コミュニケーション機能を失ったコトバ、そうしたものたちが、伯父の生き方にシンクロしていく。単に厭世的な世界観を(奇抜な方法で、ではあるが)語ろうとしているのだろうか。それとも。