わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

キンモクセイと百日紅/ビジネスマンと水商売女

 六時三十分起床。今日も秋晴れ。平穏な青空のもと、キンモクセイの香りが広がる。陽の光がいくぶんセピア色がかって見えるのは、キンモクセイの花の色と香りとがフィルタになっているからだろうか、とありもせず空想をしてみる。視線を変える。百日紅が散りかけている。わずかに残った花びらは、もうその役目も終わるというのに、まだなお鮮やかさを保ちつづけている。この木のそばだけ空気がほんのり赤く染まって見える。
 午前中は某学校法人企画。午後より新宿御苑前、というよりほとんど二丁目の某プロダクションで打ち合わせ。この事務所の近辺は、大通り側はビジネス街、一歩奥に行くと飲み屋街。そんな地域柄のせいか、ネクタイを占めたビジネスマンの中に派手な服装の女性が交じる。水商売の女性だろうか。キンモクセイの香りの中の百日紅の花のように目立っている。みんな胸元や太ももが露出した服を着ている。秋が深まり、冬になっても露出する面積の割合は変わらないのだろうなあ、などと思いながら彼女らと何度もすれ違った。
 夜は「タモリ倶楽部」「検索ちゃん」。新設された鉄道博物館で子どものようにはしゃぐタモさんの姿がいとおしい。そして爆笑田中はカッコつけることが魂に刷り込まれているのだと思った。そういうタイプのひとって必ず身の回りにひとりは存在している。ぼくの場合は、(もう何年も会っていないから「身の回り」とは言いにくいが)、高校のときの同級生のK。