わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

桧アレルギー猫

 六時三十分起床。夜中、花子に何度も起こされた。ぼくの髪の毛をなめたり胸の上に乗ったり側頭部に頭突きしたり腹にダイブしたりしては、布団に入れろだの顔を掻けだのゴハンをくれだのとうるさく注文する。ちょっと甘え過ぎだ。いったいどうした、と思いつつも眠ってしまったのだが、朝になって理由がわかった。またアレルギーで右目がかゆくなってしまっている。いや、耳がまず痒くなり、掻いていたら目までかきむしってしまったらしい。おそらく原因は猫砂。おとといだったか、砂を足すときに間違えて、麦次郎が以前つかっていた、そして花子も使っていたのだが、どうやらアレルギー源になっているとわかり別の砂に切り替えたという経緯があるイワクつきの猫砂があるのだが、これを間違えて、ほんの少量、お椀に一杯くらいなのだが、トイレに入れてしまったからだろう。これくらいならダイジョウブと高を括っていたのがまずかった。この砂は桧でできている。おそらく、花子はぼくとおなじように桧の、そしておがくずや木粉のアレルギーがあるのだ。不幸中の幸い、まだ大事には至っていない。わずかだが腫れているので閉じ気味、涙目がちではあるが、目は開いている。エリザベスカラーを付けておくことにした。でも、これを付けると花子、すぐに病人ぶってあれやこれやとひとに注文つけるようになるんだよなあ。
 一方、麦次郎は呆れるほど元気。部屋中かけずりまわり、ドンとジャンプしてテレビ(わが家のはまだ薄型ではない)の上に飛び乗るのが近ごろ没頭している趣味らしい。
 仕事が谷間に入った。ほとんどすることがない。やるべきことは午前中に済ませてしまい、午後はオフにした。西荻窪「Rosso」で髪を切り、吉祥寺で麦次郎のオヤツかりかりやら町田康の新作やらを購入してから、カイロプラクティックで治療。
 西荻窪で、麦次郎によく似た猫を見かけた。タヌキ系丸顔シャム。ショッピングカートを五台くらい縦に連結し、これでもかというほどの荷物を載せて、ニコニコ笑顔でひとりごとをいいながらゴロゴロとひっぱるホームレスのオッチャンも見かけた。パンツが見えそうになっている女子高生も見かけた。見えなかった。
 十八時過ぎ、帰宅。
 夜、花子の目はかなり恢復。安心したが、わがままっぷりは相変わらず。どうあしらうべきか。