立体猫作家・千里さんの毎年恒例の個展。古い和服の縮緬などを使った日本的なテイストが色濃く漂う猫が、最終日一日前でいくつかの作品はすでに持ち帰られてしまったせいもあってホントに百匹いるかはわからなかったけれど、とにかくこれでもかッてなくらいたくさん並べられていた。去年は気高い孤高の猫という印象の作品が多かったのだが、今年は一転、なごみ系の猫が目立った。昨年は今一つだった千里さんの体調が今年は万全だったそうで、そういった部分が作品に反映されたのかもねー、とご本人談。古い謡い本のページを猫の模様に見立ててつくった「文字猫」がたいへん気に入ったので連れて帰った。玄関に飾っている。魔よけになりそう。