わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

くだしゃい/Christ, or Zombie

 六時四十分起床。資源ゴミの日。月曜に整理した古雑誌をまとめて出す。本を束ねているビニール紐が、わずかにかじかむ指に食い込む。吐く息は昨日よりさらに白い。部屋に戻ってテレビの電源を入れると、皆藤愛子が「温かくしてお出かけください」と言っていた。「おでかけくだしゃい」と聞こえた。どうやら外で撮影しているらしい。口がかじかんでいるのだろう。
 某IT企業パンフなど。明日はするべきことが多いが、明後日は暇になりそうだ、と毎日思っている。つまり、明日はするべきことが多いが、明後日もするべきことが多い、というか、多くなる、ということ。二日先のスケジュールが見えぬ状況がつづく。師走ならでは、ということか。確かに坊主という職業は二日先のスケジュールが読めぬ。死んだ者を弔うのが仕事だが、三日後に死にますから予約をお願いします、というわけにはいかない。もっとも、今のぼくは死人のような仕事などひとつも受けてはいない。ただ、死んだと思っていた仕事が蘇ることはある。これを死者の復活、キリストの再来と喜ぶべきか、ゾンビ襲来と恐れるべきかは、その仕事の内容と日程次第。
 十五時、市ケ谷へ。某制作会社にて、某官公庁の件の打ち合わせ。担当のZ氏、昨日39.5度の熱を出したのに、今日は平然と働いている。タフだなあ。