わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

松浦理英子『犬身』

 松浦、七年ぶりの小説ということで話題になっているようだが…。「群像」で、茅野裕城子が絶賛していた。

 生殖とは似て非なる、永遠の課題であるセクシュアリティって、一体なんなのだろうか。読後には、甘露、いや「犬の蜜」のかぐわしさが残った。

 だってさ。
 松浦作品は『親指Pの修行時代』を読んだなあ。足の親指がちんぽこになってしまった女性の話、だったっけ?

犬身

犬身