わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

アレルギー性鼻炎/逆上

 悪いことは重なる。
 昨夜、十九時ごろからブシャ、ブシュ、とクシャミをしはじめた。時間が経つにつれ、症状がひどくなってゆく。ブシャ、ブシュ、というのが、ブシャ、ブシュ、ブシャ、ブシュア、シャ、ショワ、ブシャ、と延々つづく。夜中も数度、発作のようにひどいクシャミを連発していた。しおわったあと、涙目になる。肩で息をするようになる。ひどいクシャミや咳をしたあとのニンゲンにそっくりではないか。風邪か、それともアレルギーか。朝になると多少症状は和らいだが、油断できない。十六時、かかりつけの「グラース動物病院」へ。どうやらくしゃみはウィルス性ではなく、アレルギー性であるとのこと。近ごろは、アレルギーをもつ猫が多いらしい。すべての猫の15%だか、かなりの割合だと言っていた。血液検査でアレルギーについて調べることになった。採血に四十分くらいかかるからまた来てほしいと言われ、仕方なく荻窪駅周辺で時間をつぶすことに。
 十七時、花子を迎えに行く。が、なかなか出てこない。しばらく待合室でぼーっとしていると、二階だか三階だかにある処置室から、猫のフゥワアアアアアアア、ギャアアアアア、というブチ切れたときの声が聞こえてきた。もしや、と思う。耳を澄ませる。逆上した声は延々とつづく。切れ方といい、長引き具合といい、聞き覚えがある。十五分遅れて先生が花子を連れてきた。案の定、ブチ切れていたのはほかでもない、わが家のお嬢様だった。クシャミと逆上。悪いことは重なる。
 検査結果は年明けになるという。
 なだめすかしながら家に連れて帰るとツキものが落ちたようにおとなしくなったが、病院ではまったく出なかったクシャミがまたまた出はじめた。どうやら、わが家の中にアレルギー発症の原因がある。ぼく自身が喘息持ちでハウスダストとダニのアレルギーがあるため家の中の掃除は徹底しているのだが、それでも花子のアレルギーの原因は取り去りきれていない、ということになる。いくつかの対処法を同時にやってみることにした。悪いことが重なったのなら、いい(と思われる)ことも重ねればいい。原因は年明けまでわからないが、これで花子のクシャミ症状をやわらげることができれば儲けモン。

  1. 花子の部屋でもある書斎に置いた空気清浄機のモードを1段階強くする。
  2. 加湿器で部屋を加湿し、アレルギーの原因となるホコリなどなどを舞いにくくする。
  3. 今まで使っていた猫砂は紙でできている。これが紙埃となってアレルギーを引き起こす可能性があるので、オカラを原料にしているものに変更。
  4. アロマポットで、花粉症の症状に有効なペパーミント、ユーカリなどの製油を軽く焚く。