2008-01-25 古井由吉『白暗淵』 読書日記 「地に伏す女」。入院時、深夜に感じる、騒がしいほどの静けさ。垣根の向こうで地に伏す幽霊、もとい狂った女。幽霊も、狂気も騒がしさと静けさの両方を内包している。 騒がしいほどの静けさとは、あの世とこの世の境目、なのだろうか。