わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

Steve Jansen solo concert 'slope'

 わが敬愛するDavid Sylvianの実弟であり、JapanのドラマーでもあったSteve初のソロアルバム「Slope」の発売記念ライブ。前半はアルバム収録曲、後半は日本人アーティスト伊勢聖子の作品のために書き下ろされた「Swimming in Qualia」をベースにした半即興演奏。Steveがドラム&キーボード、コーネリアス小山田圭吾がギター、高木正勝がピアノという構成に弦楽四重奏が加わるという意外な編成。Steveのプレイは先日のDavidのライブのときのほうがアグレッシブだったかな。自分がアルバムで構築した音世界に忠実なプレイ、という感じ。特筆すべきはコーネリアスのギター。エフェクティブなだけなのかと思ったが、ジャジーな雰囲気が予想以上に強く、存在感があってなかなかおもしろかった。
 ステージバックには大型のスクリーンが設置されている。そこにイメージビジュアルが投影されるという仕掛け。Davidをはじめ、アルバムに参加したボーカリストの映像はアーティスティックな処理をされた上でこのスクリーンに再生される。映像は芸術一辺倒なものから茶目っ気の感じられるものまで比較的幅広かった。
 芸術的だが、とにかく地味。まじめで控えめなSteveらしい、堅実なステージだった。
 NHKで放送されるらしいが、放映日は未定。
>けいてぃさん
 ありがとうございました!

スロープ

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